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2022年2月24日(木)ウクライナ

2022年2月24日(木)
ロシアが侵攻を始めたと報じられた。確かに、NATO加盟はウクライナの自由ではあり、ロシアが干渉するべきではないが、NATO加盟国と国境を接するのは、ロシア側としても気持ちのいいものではあるまい。何らかの緩衝地帯を設けるとかの知恵はないものか、バイデンさん、もうちょっと実質的な解決策を講じないと、侵攻したら報復措置があるという脅しだけでは通じないのではないですか。2014年のミンスク停戦合意を8年もほったらかしておいた米国とEUにも責任あるんですよ。大体、ミンスク合意には、30㎞もの緩衝地帯を設けるという規定があるのに守られていなかった、国連も米国もEUも全く関与も監視もしていなかったというのも、国連無用論者を勇気づけることになりますね。2014年のクリミア併合などもそうなんですが、要は国連も西側も、問題があったのにほったらかしにしたというツケが回ってきたものと私は思い。ます。
2016年7月に、バルト3国に歌いに行きました。LISCA(Long Island Symphonic Choral Associationという合唱団)の演奏旅行に招かれ、その時の旅行記の一部です。
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7月17日日曜日 リエパ-ヤへの小旅行
今日はフリーの日です。日露戦争の日本海海戦で戦ったバルチック艦隊が出撃したリエパ-ヤの元軍港を見に行きました。前日から九時に予約してあったタクシーで、210kmを二時間で走り、11時過ぎにリエパーヤにつきました。
まず、1912年までは世界最大であったパイプオルガンがあるというトリニティー教会に行きました。おりしも日曜日の礼拝が行われており、オルガンの演奏も聞きましたが、普通のパイプオルガンの音でした。記念にオルガンのCDを買いました。終わってから、元軍港に向かいました。軍港の中に、ロシア正教の教会があり、ここも礼拝中でしたが、女声合唱が大変美しく、本当に天使の声のように聞こえました。どうも、現在はこの軍港は使われていないらしく、特に標識もないので、人に聞きながら行きましたが、なかなか要領を得ませんでした。海軍刑務所のあとが観光施設になっていて、案内所があるというので、訪ねました。そこの年配の案内人はさすがにバルチック艦隊のことを熟知しており、当時の写真集を見せてもらって説明を聞きました。その66ページには、Admiral Zinovy Rozhestvenskyの写真があり、「彼がこの軍港で艦隊を訓練したが、後日日本海岸の対馬の戦闘で敗れた。」と記載がありました。案内人は「トーゴーに敗れたんだ」と言っていましたが、なんと、その写真集の著作者は、その案内人本人Juris Rakisでしたので、写真集を分けてもらい、サインしてもらいました。彼によると、バルチック艦隊38隻は、リエパーヤ港内に停泊して出撃をまち、岸壁には燃料である石炭が積み上げてあったとのことでした。それから彼に紹介された場所を実際に見て回りました。それまで曇っていた空が急に晴れて、何か歓迎してくれているようで、嬉しくなりました。
ラトビアはNATOの一員であり、NATOの海軍基地は別のところにあるとのことでしたが、そちらは見学しませんでした。どこかの国のように、他国に防衛してもらっていながら基地はいらないという矛盾した言動は、ここには無いようです。
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実は、この時までバルト3国がNATOに加盟していたことを知りませんでしたが、ロシアと国境を接するバルト3国がNATOに加盟していて、ロシアは何とも思わないのかなと不思議に思っていました。しかし、ロシアはやっぱり気にしていたし、気に入らないのです。特にチェルノブイリ原子炉なんか作ったウクライナには特別の思い入れがあったのでしょう。というようなことを、素人の私でも気が付くのに、世界外交の責任者である、バイデンがあまりにも鈍感なのにはあきれています。

綛谷さん(NY在住同窓生)のFB投稿

Today’s Music:Chopin: Waltz in A minor B.150 Op. Posth. Sophia (age 5)
https://www.youtube.com/watch?v=zOOO5Xp0Z1s

NBC Nightly News

山中泉さん(シカゴ在住ビジネスマン)のFB 投稿

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