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準備編 出発73日前 3月6日(金)

3月6日(金)
今日は一転雨。日本年金機構とやらから、住民登録に代えて在留届というのを送れと言ってくる。役人に中には立派な人もいる。私も現役時代には立派なお役人の何人かと仕事のお付き合いをさせてもらった。しかし、在留届を出さないと、年金を止めるというのはいただけない。年金とは、私どもが毎月乏しい給料の中から営々と積み立ててきたものを、老後に返してもらているもので、その手続きをするだけの機関が年金機構である。それを、あたかも自分たち年金機構のお金を、私どもに恵んでやっているような態度はやめてほしい。
299 Park Avenueにある領事館に赴く。Eライン53丁目Lexingtonの地下鉄の駅から少し歩く。かなりの降りなのだが、傘をさすのも面倒なので、フードをかぶって歩く。毎年のことなので、いつもの通り有難く在留届をいただく。
次の用事は、38丁目8番街で、コーラスのレッスン。少し間があるので、コーヒーショップでスープを食べる。5時から川瀬さんのレッスンで、オペラ「白狐」男声の出番を全部おさらいすること一時間。それから、皆さんとの練習に参加。いつもは男声は私一人なのだが、今日はもう一人いる。といっても、ソリストの一人で、先生と呼ばれているから、セミプロかプロなのであろう横山先生。元々バリだったとの事だが、今は完全なテナーになっているとお見受けした。ドミンゴみたいに最初はハイバリで、のちにテナーになる例は多い。
第一幕はずっと男声合唱または男声ソリまたはソロ。合唱のところは私と横山さんのDuetになる。よくハモって、とても気もちよかった。なんか、すごくトクをした感じがする。でも、5時から9時まですっと歌い詰めで、いささかToo Much.
濱田裕子さんから連絡が入る。NY市がいうには、イタリア、日本、イラン、中国、韓国から帰った人は、二週間のSelf Quarantineだそうだ。NY州にも患者がでていて、Fort Leeにも一人出たとニュースではきいたが、外務省のウェッブには全然載らない。外務省は、国政レベルの情報しか載せないのであろう。お役所の縄張り意識なのか、州とか市の情報はわからないのか無視するのか、いずれにせよこれではあまり役に立たない。