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2022.0319.(Sat) ゼミ諸兄とのオンライン

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2022.0319.(Sat)
今日の田中ゼミ同窓生とオンラインでいろいろ話したことのフォロー
1)KGの国際化(はしない方針?)留学生の交換が唯一の国際化と考えている学院のマネージメント諸氏には、あまりピンとこないでしょうが、外から眺めるKGは、日本の殻にこもっていて、全然首を出さないカメさんのようなもので、それはそれで楽しく経営していけるので、いいのでしょう。しかし、アメリカに駐在員の一人も置かず、外地で学校経営をするわけでもなく、それで国際的と言うのは、自画自賛です。通用しまへん。海外へ出て、堂々と学校経営ができてこその国際的な教育機関と言えるのではないでしょうか。(メーカーはやっています)せめて、駐在員ぐらい置いたらどうかと思うのですが。ここNYだけでも、慶応は慶応ニューヨークという学校を経営しています。早稲田、立教、上智などは駐在員を置いています。以下は、ネットから拾った各大学の海外拠点のリストです。
東北大学、アメリカ、シラキュースなど全世界に12拠点
https://web.tohoku.ac.jp/ged/overseas-office 
新潟大学、オランダ、ロシアなど9拠点
https://www.niigata-u.ac.jp/university/facility/international/foreign-office/
早稲田大学 10拠点以上
https://www.waseda.jp/top/about/work/organizations/international-affairs-division/overseas-bases 
岡山大学、4か所
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/institute/overseasoffice.html 
慶応義塾大学、4か所
https://www.keio.ac.jp/ja/contact/offices_abroad.html 
東京大学、29か所
https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/intl-activities/index.html 
 
九州大学 9か所
https://www.isc.kyushu-u.ac.jp/intlweb/strategy/overseas 
名古屋大学、9か所
https://www.nagoya-u.ac.jp/international/inter/hub/
上智大学 6カ所
https://www.sophia.ac.jp/jpn/global/global/sgu2/sgu_overseas-offices/index.htmlKobe College Corporation 
法政大学 2か所
https://www.global.hosei.ac.jp/about/%E6%B5%B7%E5%A4%96%E6%8B%A0%E7%82%B9/
今日お話しした、神戸女学院https://www.kccjee.org/
このリストの中に入らないと、国際的な教育機関とは言えないでしょうね。1か所も海外拠点がないというのは嘆かわしい現状ではないかと思います。それとも、徹底的に非国際路線を歩むことにしますか?

第二部、寄付今日お話しした、Kobe College Corp.は、寄付金集めの機関だと、前のシカゴ支部長の樋口さんからお聞きしました。(支部長会議で隣に座っていらっしゃったので)また、女学院同窓会NY支部の方からも断片的にお話を聞きました。一度しかるべき学院の方からしかるべき連絡を取って頂いて、しかるべき勉強ト検討をなさってはいかがかと思います。
私の属する合唱団の運営は一般からの寄付金と、NY市などのGrantで成り立っています。それほど、アメリカでは寄付金というのは大事なものです。学院もアメリカで寄付を募ることを考えてはいかがかと思います。
アメリカの寄付金文化について、アメリカでは個人の場合、公共の慈善団体への寄付金に対する所得控除は該当課税年度の調整総所得(adjusted gross income)の50%まで認められる。 一方、法人の場合は課税所得の10%までが損金として認められる。 寄付金控除が認められる団体の数は日本と比べてアメリカが圧倒的に多い。2015/03/18 
(私が税額控除と言いましたが、正しくは所得控除でした)
参考文献
https://www.nli-research.co.jp/files/topics/41596_ext_18_0.pdf?site=nli 
https://www.nli-research.co.jp/files/topics/42298_ext_18_0.pdf?site=nli 
https://ffl.org/ja/14910/how-much-donate-tax-deduction/ 

IRS 501(c)(3)認可
501(c)(3)団体とは、Internal Revenue Service (内国歳入庁)から税法上の認証を得て、非営利法人として寄付行為に対する税制上の優遇措置が認められている団体です。
https://ja.isecosmetic.com/wiki/501(c)(3)_organization 
r>https://www.npo-homepage.go.jp/about/kokusai-hikaku/beikifuzei-gaiyou 

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2022.3.19.
金泉会3月リモートの集い
                                       三浦 一男
3月は川上さんのアレンジにて関西学院の学院史編纂室主幹池田裕子さんをお迎えして、学院創立時代のランバス、ニュートン、ベーツの3人の院長を中心にお話を聞き、2時間たっぷり自由な懇談を楽しみました。
最初にウクライナの平和を祈って西谷さんが送ってくれたPrayer for Ukraineの合唱曲を聞きました。実際彼の所属するNYの合唱団の練習会場(教会)からの生録音は荘厳で祈りを感じました。

池田さんから全員に上記3人の「エスプリ」の冊子を送ってもらい読んで参加しました。4冊のエスプリからの焦点を絞っての池田さんの実体験のお話はとても興味深いでした。途中で逐次参加者から質問があり、お話の後も自由に意見が飛び出してきました。
1) 学院のミッションについての池田さんのエピソードからミッションスクールとはと議論は発展し、学院がもはやミッションスクールから堕して成長戦略中心に運営されている危惧感が示されました。それに対して、ミッションスクールへの回帰のためには関学のミッション(ベーツ編1のP.22下段部分)を実現するために米国に組織を作るべきだという提案がありました。その組織がコアになって関学への宣教師の派遣や寄付を募る調整をするべきだということです。西谷さんは神戸女学院が同様な組織をNYにもっていて、しっかりと機能を果たしているとのことでした。小西さんはそれでは西谷さんにそれをやってもらってはどうかと提案し、西谷さんは二つ返事でOK、川上さんは一度話してみる(関学に)とのこと、金泉会ならではの関学を真に思う気持ちがあふれる議論でした。ミッションを現実にどのように関学生に教育指導しているか、礼拝は守られているか、などKG Spiritの浸透度をとても心配しました。
2) 梅垣さんから「池田さんのベーツ先生の生涯の説明から、1959年に創立70周年記念式典に来日されたことを知りました。当時高等部在学中であったので、中央講堂での講演などを聞きたかった」との質問がありました。学院が歴史を大事にし、そのことを広く学生に告知する姿勢に欠けていたのではないかと私は思いました。学院史編纂室の役割が前向きで動態的なとらまえ方になりつつあり、それは池田さんの貢献されたことであり、今後もそうすることがミッションの浸透に貢献するのではないかとの意見が出ました。
3) 小西さんから「ベーツ院長が教育の面、学校経営の面、比較宗教学者、さらには政治の面でも優れた人格の持ち主であることがわかったが、創立者ランバスについては創業理念があふれ出す側面が少ない」のではという質問に対して、ランバスは僅か3年で学院を去り、世界に飛び立って世界的な貢献をされたが、学生との交流や教育場面での資料はほとんどなく、一方ベーツ院長は30年余の在任で豊富な資料が残っていたことは事実ですとのことでした。西谷さんは、しかしランバスという名前は米国ではとてもよく聞く名前で宗教家としてのイメージは高い。いろんなところで「ランバス」という名前に接すると。(ミッションの組織を米国で創るならランバスのイメージは有効だろうと私は感じました。)
4) 藤井さんの会社がヴォーリスの建てた建物にあってそのユニークさで保存の動きがあったことを紹介された。ヴォーリスが天皇の人間宣言をするに際してそのことの提言や英文化に貢献したことを本人がベーツ院長に書き送った書簡を池田さんが発見し、エスプリに書かれていました。全く水面下の事実をベーツ院長に書き送ったことから両人の信頼関係の深さに感動。皆さんが相当深くこのエスプリを読み込んでいるかがわかった一瞬でした。池田さんのファクトの発見から言えることでした。
5) 梶山さんはこうした話を聞けて金泉会にゼミ生として選ばれて本当に良かったと吐露されて、皆が同感した思いでした。
池田さんにお礼の拍手を送って閉会となりました。
次回5月は21日土曜日、時間は朝10時又は夜8時、田中先生の最後の弟子である田中敦教授にお話を伺います。先生は金融論、中央銀行論などがご専門です。又、森川さんから「全くの自由参加・自由討議の場として偶数月第三土曜日朝10時、リモートサロンを開いています。招待状を送りますので、気が向いたら参加してください」との提案がありました。2月に一回試行し5名が参加しました。

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