4月9日(木)
今日の気温は50度台の上に風が強いので寒い。朝は雨、夕方晴れ、犬の散歩に二回行く。アレルギーの薬が後一錠になったので、いつものFace Valueに買いに行ったら、5時で終っていたので、Rite Aidに行く。客はほとんどいない。Advilはたくさんあったが、Taylenolは売り切れだったので、仕方なくストアブランドのアセトミノフェンを買う。車もほとんどなく、道は閑散としている。
領事館情報
◎(NY州)クオモ知事のメッセージ
・本4月9日にクオモNY州知事が発信したメッセージの一部は以下の通りです。
[ポイント]
昨日の入院者数(200人)は、3月19日以降最低を記録した。感染率は平坦化しつつありよい傾向であるが、死者数は過去最大の779人を記録した。引き続き、自宅待機や他者との一定の距離を保つことなどの感染拡大防止措置を継続し責任ある行動を取ってほしい。
[メッセージ]
– 本日で、NY PAUSEが施行されてから18日目、NY州で最初の感染者が確認されてから39日目、米国で最初の感染者が確認されてから80日目となった。この80日間で社会が激変した。
– また、ニューヨーク市以外の地域にも徐々に感染が拡大している。その中でも、ロックランド郡、ナッソー郡、サフォーク郡の事態を特に注視している。
– 昨日の入院者数(200人)は、3月19日以降最低を記録した。感染率は平坦化しつつありよい傾向であるが、死者数は過去最大の779人を記録した。引き続き、自宅待機や他者との一定の距離を保つことなどの感染拡大防止措置を継続し責任ある行動を取ってほしい。
– 残念なことに、今日までに7067名の方々が亡くなった。これは、9.11でなくなった2753名の方よりも多い。しかも、このウイルスには爆発はなくサイレントキラーであり、社会を蝕んでいる。
– さらに、1918年のスペイン風邪が第3波まであったことを認識する必要もある。武漢やシンガポールなどで第2波が発生しつつあるというLA Timesの報道もあり、私たちもこの第2波に準備する必要があることも覚えておかなければならない。
– そこで、私たちは「NY Loves」という政策を推進する。州務長官等を中心に、市・政府と連携して、基金・慈善家・チャリティー・寄付などを繋げて、必要なものを必要な人に提供していく。また、なぜこのウイルスがアフリカ系やヒスパニック系の方々に大きな影響を与えているかなどの研究も行う。
– 今まで必要となるベッド数についていくつかのモデルを紹介してきた。(1)コロンビア大学のモデル(3月29日時点)ではNY市だけで13万6千床、(2)マッキンゼーのモデルではNY州で5万5千から11万床、(3)ゲイツ財団助成のIHMEのモデル(4月1日)では州全体で7万3千床必要とされていた。
– 当初、州全体で5万3千床、州南部に3万6千床しかなったため、これら3つのモデルのどれをとってもNY州にとって厳しい予想であった。しかし、その後増床を進めて本日時点では9万床に増加させたとともに、ヘルスケアワーカーの頑張りのおかげで本日時点の入院患者は1万8279人とモデルよりも少ない数字で推移している。ベッドの数については、大学の寮の活用などにより11万床の確保を目指す。
– メンタルヘルスが大きな問題になっていることも承知している。何かあれば1-844-863-9314まで連絡をしてほしい。(https://omh.ny.gov/)
◎(NY市)デブラシオ市長のメッセージ
・本4月9日にデブラシオNY市長が発信したメッセージの一部は以下の通りです。
– 状況は少しずつだが改善をしている。しかし、他者と一定の距離を取ることなどの措置は続けなくてはいけない。もしも適切に距離を取っていない人を見かけた場合は311まで連絡をしてほしい。
– 長期的な視点では、感染の再拡大を避けるためにヘルスケアシステムを守るとともにウイルスに弱い市民を守るといったことなどが重要となる。そのためには柔軟に規制を変えていく。こういった措置は少なくも4月と5月の大半までは続く。
– これから先は3つの段階がある。(1)広く感染が拡大する段階(Widespread Transmission)、(2)感染が少なくなる段階(Low-Level Transmission)、そして(3)感染がなくなる段階(No Transmission)である。現在は広く感染が拡大する段階で、最後の段階に至るのは数か月先であろう。
– 次の段階に移行するために、連邦による支援、特に検査への支援が必要である。また、ホテルを、陽性患者が自宅隔離できない場合の隔離施設として活用するなどの措置も必要となってくる。
– 来週4月13日(月)より毎日3種類の情報を提供する。それらは(1)陽性と判断された患者数、(2)入院患者数、(3)救急治療室で医療を受けている患者数である。これらの数値を見ていただければ皆さんの協力がどれほど効果的かよくわかると思う。
◎ (NJ州)マーフィー州知事のメッセージ
・本4月9日にマーフィーNJ州知事が発信したメッセージの一部は以下の通りです。
– 感染者数のピークはまだ見えないが、他者と一定の距離を保つこと(social distancing)は一定の効果を出している。ウイルスとの戦いにおける最大の武器は他者と一定の距離を保つことであるので、引き続き他者と一定の距離を保つよう努めてほしい。
– 保険料の支払いの猶予期間を延長する行政命令を発出する。本行政命令の概要は以下のとおり。
– 医療(歯科含む)保険の支払い猶予期間を最低60日間延期
– 火災、車両、賃貸、生命保険等の支払い猶予期間を90日間延期
本行政命令の詳細は下記をご確認ください。
https://nj.gov/infobank/eo/056murphy/pdf/EO-123.pdf
感染者数の多い主な国(4月8日正午時点厚労省とりまとめ)https://www.nippon.com/ja/japan-data/h00673/
感染者数 死亡者数
米国 430376 14768
(うちニューヨーク州) (149316) (6268)
スペイン 146690 14555
イタリア 139422 17669
ドイツ 113296 2349
フランス 82048 10869
中国 81865 3335
イラン 64586 3993
英国 60773 7097
スイス 22711 704
韓国 10423 204
日本 4768 85
厚生労働省の公表資料から感染者数の多い国をピックアップしている。WHOや各国の公表値とは異なる場合がある。米国の内数であるニューヨーク州のみ同州のウェブサイトの公表数値