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4月11日(土)

4月11日(土)
Holy Saturday. 天気はよいが、風が冷たい。2.6マイル歩く。一本杖、4の靴、靴下は黒の薄厚、中敷きPotaurus. 61分。犬がいないと10分早い。マイル23:27、キロ14:40.悪くない。

領事館情報
【州政府等による措置等のポイント】
◎(NY州)クオモ知事のメッセージ
・本4月11日にクオモNY州知事が発信したメッセージの一部は以下のとおりです。
- 入院者数およびICUの患者数の双方ともに減少している。但し,死者数は引き続き高い数字(4月10日783人,4月9日777人,4月8日799人)を示している。また昨10日,州内の入院患者の気管挿管措置数が初めて減少したことはよいことである。他方,酷く悪いニュースは死者数である。昨日の死者数は783人(計8627人)となった。引き続き,感染拡大防止措置のための行動を継続してほしい。
- NY市の近郊,特に、サフォーク郡,ロックランド郡,ウェストチェスター郡の感染拡大を注視しており,サフォーク郡の一部にホットスポットがあることも承知しているが,州はそれらの地域で積極的に対応しており,州全体としては安定しつつある。(NY市64%,ロングアイランド22%,ウェストチェスター郡・ロックランド郡8%)
- 3月29日のコロンビア大学の予想(NY市のみで13万6千床),マッキンゼーの予想(州で5万5千~11万床),4月1日のゲイツ財団助成IHMEの予想(州で7万3千)を示した上で,今日現在1万8569床で,上記3つの予想より状況はよい。予想の変数は感染拡大防止措置であり,より大きな変数は州民が当該措置に従うかどうかである。感染拡大率は平坦化しつつあるので,これまでの行動をお願いしたい。現在の状況はチャーチルの言葉を引用すれば,せいぜい「おそらく始まりの終わり」に過ぎない(Now this is not the end. It is not even the beginning of the end. But it is, perhaps, the end of the beginning)。
- (社会経済の)「再開」(Reopening)はいつかとの質問については,ファクトとデータに基づいて決定されるべき。政治を持ち込んではならない。将来の決定のために,これまで起きたことから学ぶ必要がある。社会経済の再開は,公衆衛生問題であるとともに経済の問題である。NY州は「再開」と(感染症拡大の)「第二波」(Second Wave)について検討するためベストな専門家を集める。「再開」は段階的なプロセスとなる。
- また,可能な限り多くの検査を行う必要がある。州のラボは,非侵略的検査である抗体検査を開発中である。今日300の検査を行い,来週金曜までには1000の検査,再来週中には2000の検査を行う。
- NY州の人口一人当たりの検査数は世界最高。それでも,意味のある社会経済の再開を行うためには十分ではない。検査を十分に拡大するためには,連邦政府が国防生産法を利用して,国のあらゆる限りのリソースを使う必要がある。そのためにNY州は連邦政府と完全なパートナーとなる用意がある。NY州知事・NJ州知事・CT州知事で検査連合を組み,連邦政府に協力する用意がある。
- デブラシオ市長が今朝,NY市の公立学校を学年が終わる6月末まで休校にすると述べたが,本件の権限は州知事にある。ナッソー郡,サフォーク郡,ウェストチェスター郡とよく調整して決定するが,可能であれば州全体として決定したい。また,理想としてはNJ州・CT州ともよく連携する必要があるし,ビジネスの再開ともリンクしている。いずれにせよ,この数日で決定されることはない。

◎(NY市)デブラシオ市長のメッセージ
・本4月11日にデブラシオNY市長が発信したメッセージの一部は以下のとおりです。
- 今まで多くの負担を強いているにもかかわらず,大変良く協力してくれていることに心から感謝する。引き続き,感染拡大防止措置のための行動を継続してほしい。
- 現在休校としている市内の公立学校について,2019-20年度(academic year)の残りの期間についても引き続き休校とする。この決定により生徒・親・学校関係者に多大な負担を強いることは十分理解しているが,感染の影響が少なくとも5月まで,そしてそれ以上長引くことも想定されることを踏まえての決定である。どうか協力をお願いしたい。州全体の学校にまで広げるかどうかは今後クオモ州知事が判断する。
- 休校するといっても孤立するわけではないので安心してほしい。4月末までに,遠隔授業を滞りなく実施できるように準備を進め,親のためのヘルプラインも開設するなど,生徒・親・教育関係者の負担を軽減したい。また,卒業を控える生徒を卒業させるためにも尽力し,9月に再開できることを目指す。

◎(NJ州)マーフィー知事からのメッセージ
・本4月11日,マーフィーNJ州知事は,以下の行政命令を発出する旨発表しました。概要は以下のとおりです。
<交通機関に対する行政命令>
- NJトランジット及び州内すべての民営の交通機関に対し,電車,バス,ライトレール,パラトランジットの車両の乗車率を50%以下にすること。
- NJトランジット及び民営の交通機関を利用する際は,病気の治療等を理由にできない場合を除き,鼻と口を覆うものを身につけること(face covering)。
<テイクアウトでレストラン等に入店する際のface coveringの実施>
- すべての顧客は,レストランやバー等へテイクアウトをするために入店する際は,鼻と口を覆うものを身につけること。
・また,マーフィー知事は会見にて,州民に対し,以下のメッセージを発信しました。
- 明日はイースターで,毎年のようにお祝いできないのはつらいが,自宅に待機し,ソーシャル・ディスタンシングに努めてほしい。外出する際には鼻と口を覆うものを身につけてほしい。この鼻と口を覆うもの(face covering)とは,医療用マスクを指すのではなく,バンダナや布などを用い,様々な方法で実践してほしい。
【感染,予防等に関する情報】
1 4月11日現在,(カッコ内は前日の数)
○ニューヨーク州:感染者数  180,458名(170,512名),死者数 8,627名(7,844名)
○ニュージャージー州:感染者数  58,151名( 54,588名),死者数 2,183名(1,932名)

感染者数の多い主な国(4月11日正午時点厚労省とりまとめ)https://www.nippon.com/ja/japan-data/h00673/
感染者数 死亡者数
米国 4911358 18586
(うちニューヨーク州) (170512) (7844)
スペイン 157022 15843
イタリア 147577 18849
ドイツ 120157 2688
フランス 90676 13197
中国 81953 3339
英国 73758 8958
イラン 68192 4232
トルコ 47029 1006
韓国 10480 211
日本 6005 94
厚生労働省の公表資料から感染者数の多い国をピックアップしている。WHOや各国の公表値とは異なる場合がある。米国の内数であるニューヨーク州のみ同州のウェブサイトの公表数値

米国の死者数が2万人を超え、国別で世界最多に(4月12日)
米ジョンズ・ホプキンス大システム科学工学センター(CSSE)の集計で、米国の感染者数は52万4903人、感染死者数は2万389人となった。米国の死者数はイタリアの1万9468人を超えて世界最多となった。ニューヨーク州の公表によると、同州の死者は8672人に上り、米国全体の4割に達する。