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2021年5月31日(月)ニューヨーク連

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2021年5月31日(月)
朝まだ曇っているが、午後晴れるとの予報で’阿波踊りは決行。12:40のフェリーで渡る。フェリーの中で、いいカメラ持っている人にそういうと、Fuji Mirrorlessについてとうとうと講釈してくれた。なんと私は今日カメラを忘れている。Governors Islandに上陸するととプログラムは順調に進んでいた。そのころから、日が出てきて、途端に暑くなる。とも子さんの指導よろしきを得て、阿波踊りに多数参加した一般のひともとてもEnjoy していた。終って、終了作業を手伝うと邪魔することになるから、手伝っているようにしばらく観察。帰りは自由の女神もよく見えた。驚いたことに、行きのフェリーで会った写真家に駐車場でまた会った。帰宅すると眠気が差して夕食前に二時間ほど爆睡してしまった。起きてから、頼まれていた原稿書く。

綛谷さんのFB投稿
綛谷 昌生
棄権、、、そうするんちゃうかと思うてました。そして、ひょっとしたら、、、。
ここで一旦コートを離れるっちゅうことなんやけど、私はもうツアーには戻って来えへんと決意したんやないかと思うてます。これから更にどんなプレイヤーになるんか楽しみにしてたんやけどね。。。

井清さんのお嬢ちゃん双子CA。お父さん、お母さんもいるはず。
https://www.youtube.com/watch?v=SYFyu8-yPpY&t=1s 

NBC Nightly News
https://www.youtube.com/watch?v=f1tJ9z7yR60 

今日の一曲 Chopin Nocturne in E-Flat Major, Op. 9, No. 2, performed live on piano by Marnie Laird for Brooklyn Classical.

https://www.youtube.com/watch?v=Tn_4p1K4Aew 

原稿:前から依頼されていた原稿の期限が今日なので、下記の通り書いた。中学部の初めのころ、Thurlow先生というカナダ人の先生がいらっしゃった。後ほどわかったのであるが、ノーベル賞を取ったICANの受賞式でスピーチをなさったMrs. Thurlowは先生の奥様である。
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1955年関西学院中学部入学、西谷尚武
Thurlow先生について思うこと。
 
    1965年に大学卒業し、わずかその三年後25歳で海外駐在員になりました。そして、カナダ、アメリカ、イタリア、日本に勤務し、現在はニューヨーク近郊に住んでいて、海外滞在は78歳になる今日でも未だに終わっておりません。ご経験のある方にはお判りでしょうが、海外駐在員というのは、「未知との遭遇」の連続です。今までに経験のないことが次々に起こり、問題があればそれらを解決していかねばなりません。
    私の最初の「未知との遭遇」は中学部入学直後のThurlow先生の授業でした。このお名前の「th」、「ur」「l」 「ow」のどれ一つをとっても正しく発音ができませんでした。先生のお名前が言えないということは、不便で仕方なく、「サーロー」という日本式の発音を使いましたが、そのたびに後ろめたい気持ちになりました。この発音をちゃんとできるようにいろいろ努力した事は、その後の人生を大きく変えていくことになります。
    専門家の方々にはいろいろなご意見があろうかと思いますが、私の考えでは、日本語は、母音の数、子音の数が少ない言語であると思います。上記4音節のどれをとっても、日本語に近いのは最後の「ow」の二重母音だけはないかと思います。日本語は「ラ」行でRLを区別することなく使っていますが、RとLは全然別の子音であるのにほどなく気づきました。日本語の「シ」はSHIになっていて、SIという発音ができない人が多いことなど、日本語による標記の問題例をあげればきりがありません。
    余談1:2005年ヤンキースタジアムで日本人合唱団員の一員としてアメリカ国歌を歌った際に、翌日米人上司から「Oh say can you she」 てなんじゃ?」と笑われてしまいました。一人でも発音を間違うと、全体としては正しく聞こえない合唱の怖さです。
    余談2)1991-1995の間の四年半イタリアに駐在し、業務上の必要性からイタリア語を学び、十分話せるようになりました。それまで英語圏で発音には特別注意していましたが、イタリア語を学んで、母音がほぼ日本語と同じ発音で良いとわかり、随分安堵したのを覚えております。
    私は、中学部では佐藤先生のお勧めでグリークラブに入りました。歌うためには、正確な発音が必要で、日本語でも正しい発音を求められます。まして、外国語で歌う場合には、相当な時間をかけて発音の練習をします。これが、私の発音の勉強に大いに役立ちました。今でもニューヨークで歌っています。The Oratorio Society of New York という、1873年創立の由緒ある合唱団です。創立の翌年1874年から現在まで毎年ヘンデルの「メサイア」を歌っています。カーネギーホールが1891年にできてからはそこで毎年歌っています。その練習はなんと毎年発音のレビューが大部分です。アメリカ人が英語を歌うのに発音の練習が要るのかという疑問をお持ちと思いますが、絶対に欠かせない練習です。勿論、日本人合唱団が日本語の歌を歌う際にも同様、日本語の発音を徹底的にやり、発音を揃える作業が必要です。一人だけいくらいい発音をしてもダメで、全員が正しい発音をして全員の声が正しい発音になる様に揃えるのです。このように合唱をやることにより、私の発音は厳しく鍛えられました。
    Thurlow先生にはごく短期間(三か月)教えて頂いただけなので、その間に先生のお名前を正しく発音できるには至らなかったと思います。その後、映画を見たり、合唱団のトレーニングに励んだりして、ほぼ米国人並みの発音ができるようになりました。これもThurlow先生との邂逅のおかげで、幼いころに英語の発音に興味をもち、その後合唱団で鍛えられたおかげであると感謝しております。
 
2021年5月31日、NJ州Ridgewoodにて
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