2020年6月18日(木)
朝は厚い雲に覆われてどんよりとした天気。昼頃から明るくなり、午後には少し日も出る。Duckpond を郵便局経由で68:56.今日はトイレは使えた。帰りは川沿いを北上し、Lynwood,Pleasant, Glen経由で帰る。遠回りのため82:35とかなり遅い。靴は4、ソックスはSmartWool黒、一本杖。P=54L2R1
領事館情報
◎(NY州)クオモ知事のメッセージ(6月18日)
– 昨日のウイルス検査の陽性率は州全体で0.9%(618件/6万8541件)とこれまでで最低となり、各地域の陽性率も大半が低下している。一点、セントラルNYだけが3%と増加したので追跡を実施したところ、りんご農家がりんごを加工する過程で感染が拡大したことが判明した。このように仮に陽性率が向上しても追跡することで問題に適切に対処できる。
– 再開を滞りなく進めるためには、州民一人一人による法令順守と地方自治体の取締りが重要であり、この重要性は再開が進むにつれて高まる。そこで、州民を守るために、事業主が再開のガイドラインに違反した場合に直ちに酒の販売資格を停止したり、営業を停止できる行政命令を発出する。地方自治体はしっかりと役割を果たしてほしい。
– 秋学期以降、大学において対面でのプログラムの実施を許可する。実施に際して、各大学は再開・監視・隔離・閉鎖に関する計画を立てた上でガイダンスを策定し州に提出しなくてはいけない。
– 連邦政府は新型コロナウイルスへの対策を誤った。これは否定しがたい事実である。感染が拡大した当初も経済を再開しようとしたがこれは政治的な動きであって、科学・事実に基づいたものではなかった。その結果、再開がうまく管理されていない州で感染が拡大しており、米国ワシントン大学保健指標評価研究所(IHME)による10月までの死者数の推計値は、先週は16万9890人だったものが、今週には20万1129人へと増加している。NYデータと事実に基づいた上で賢明に再開を進めていく。
◎(NY市)デブラシオ市長のメッセージ(6月18日)
– すべての指標が順調に改善しているので、NY市は6月22日に再開の第2段階へと移行する見通しである。各事業の再開、特にレストランの再開のために具体的なルール作りを進めていく(ビジネスの再開に関する情報は別掲)。
– テナント保護のために、家賃引き上げの凍結が昨夜決定し、市内約100万件の家賃規制物件において、1年契約の家賃の引上率はゼロとなった。また、2年契約においては、1年目は引上率はゼロ、2年目の引上率は1%となった。
– プレイグラウンドも再開する。他者と一定の距離を取っているか監視員が見回り、必要に応じてマスク等を配布する。
– チームスポーツ(バスケットボール、フットボール、ソフトボール、サッカー)は引き続き禁止とする。
◎(NJ州)マーフィー知事のメッセージ(6月18日)
– 6月29日より,ショッピングモールの再開を認める。再開に際する条件は以下のとおり。
・マスク等の着用義務
・収容率は50%まで
・レストランは屋外での飲食または持ち帰りのみ
・フードコートや共用スペース,映画館は引き続き閉鎖
– NJ州の1日の陽性率は2.94%,「実効再生産数」は0.75であり,10万人あたりの新規感染者数は全米で第38位と下がってきている。しかし,10万人あたりの入院者数は全米第5位,1日の死者数は全米第2位とトップクラス。引き続きソーシャル・ディスタンシングの取組をお願いする。また,ウイルス検査を是非,自分,家族,そしてコミュニティのために受けてほしい。
【感染者数等に関する情報】
6月18日現在,(カッコ内は前日の数)
○ニューヨーク州:感染者数 385,760名(385,575名),死者数 24,661名(24,629名)
○ニュージャージー州:感染者数 168,107名(167,703名),死者数 12,800名(12,769名)
感染者数の多い主な国(6月18日正午時点厚労省とりまとめ)https://www.nippon.com/ja/japan-data/h00673/
感染者数 死亡者数
米国 2,162,851 117,713
(うちニューヨーク州) (385,142) (24,629)
ブラジル 955,377 46,510
ロシア 552,549 7,468
インド 354,065 11,903
英国 299,251 42,153
スペイン 244,683 27,136
ペルー 240,908 7,257
イタリア 237,828 34,448
チリ 220,628 3,615
イラン 195,051 9,185
ドイツ 188,604 8,851
トルコ 182,727 4,861
メキシコ 159,793 19,080
フランス 158,174 29,575
パキスタン 154,760 2,975
サウジアラビア 141,234 1,091
カナダ 99,853 8,254
中国 83,293 4,634
日本 17,668 935
韓国 12,257 280
厚生労働省の公表資料から感染者数の多い国をピックアップしている。WHOや各国の公表値とは異なる場合がある。米国の内数であるニューヨーク州のみ同州のウェブサイトの公表数値
南米での感染拡大続く(6月18日)
米ジョンズ・ホプキンス大学の集計で、日本時間18日、ブラジルの新型コロナウイルス感染者数は1日で約3.2万人増え、95.5万人となった。ブラジルは米国に次ぐ世界第2位の感染国で、ペルーが24.1万人で7位、チリ22.1万人で9位となり、南米3カ国が上位10位に入っている。
日報(6月18日)
1)FCINY
https://www.youtube.com/watch?v=qqi8lRxc8GA
https://www.youtube.com/watch?v=7Eh8BJv2zuk
2)クオモ知事会見
https://www.youtube.com/watch?v=N80Ofjk4lys
3)クオモ知事会見の領事館による抄訳
◎(NY州)クオモ知事のメッセージ(6月18日)
– 昨日のウイルス検査の陽性率は州全体で0.9%(618件/6万8541件)とこれまでで最低となり、各地域の陽性率も大半が低下している。一点、セントラルNYだけが3%と増加したので追跡を実施したところ、りんご農家がりんごを加工する過程で感染が拡大したことが判明した。このように仮に陽性率が向上しても追跡することで問題に適切に対処できる。
– 再開を滞りなく進めるためには、州民一人一人による法令順守と地方自治体の取締りが重要であり、この重要性は再開が進むにつれて高まる。そこで、州民を守るために、事業主が再開のガイドラインに違反した場合に直ちに酒の販売資格を停止したり、営業を停止できる行政命令を発出する。地方自治体はしっかりと役割を果たしてほしい。
– 秋学期以降、大学において対面でのプログラムの実施を許可する。実施に際して、各大学は再開・監視・隔離・閉鎖に関する計画を立てた上でガイダンスを策定し州に提出しなくてはいけない。
– 連邦政府は新型コロナウイルスへの対策を誤った。これは否定しがたい事実である。感染が拡大した当初も経済を再開しようとしたがこれは政治的な動きであって、科学・事実に基づいたものではなかった。その結果、再開がうまく管理されていない州で感染が拡大しており、米国ワシントン大学保健指標評価研究所(IHME)による10月までの死者数の推計値は、先週は16万9890人だったものが、今週には20万1129人へと増加している。NYデータと事実に基づいた上で賢明に再開を進めていく。
(西谷コメント:ぜひYoutubeご覧ください。最後の連邦政府批判は聞きごたえあります)
4)綛谷君のFB投稿
綛谷 昌生
19時間前
パンケーキもBlack Lives Matter
6月18日木曜日のNYマンハッタンです。
1889年11月1日に発売開始された食品ブランドが廃止されます。
アメリカの飲料・食品大手PepsiCo傘下のQuaker Oats Co.が、黒人女性がモデルのブランドAunt Jemimaを廃止するっちゅうて発表しました。
Aunt Jemimaは130年も続くパンケーキ関連製品です。
このブランドとパッケージはね、以前から白人家庭で黒人が使用人として働いてた時代を想起させる、っちゅうて批判されてましたが、今アメリカで大きな流れになってるBlack Lives Matterに賛同する形で今回漸くブランド名変更と新デザイン導入に舵を切ったわけですな。
ここで思い出すんは日本で起こったカルピスのマークの変更です。
黒人差別を想起させるっちゅうことで、1990年1月からマークが変わりましたな。
昔ね、大阪の天王寺・阿倍野橋にカルピスのでっかいネオンサインがありましたねえ。
子供の頃からずっと見慣れてたあのネオンサイン、人種差別なんちゅうことを考えたことはあらへんかったなあ。。。
5)NBC Nightly News
https://www.youtube.com/watch?v=vFcEBvFS6t8
DACA最高裁判決についてMakoto Kikuchiの投稿を引用します。
引用はじめ
「DACA廃止のトランプの意向が最高裁によって却下されました。DACAとは幼い頃に親に連れられてアメリカに(不法に)移住して来て、人生のほとんどをアメリカで過ごして来た「不法移民」が強制送還に怯える事無く就学、就職し、市民と同じような生活を営む事ができる、というオバマが通した法律です。これをトランプが「不法は不法だ!」と言って撤回しようとしていたのですが米国連邦最高裁まで上がり、撤回に値する十分な主張がない、との事で却下になったのです。数日前にも最高裁はLGBTQという理由で誰かを免職できる、という法律は憲法違反である、との判断を下しました(というか、こんな事が今でもせっせと議論されてる事自体頭がおかしいと私は思うのですが)。
DACAの審議は5−4。
LGBTQの審議は6−3(*!!!)。
最高裁判事は9人いて、今、一応保守派が5名、リベラル派が4名という事になっています。
両方の議題で一応保守の判事長ジョン ロバーツが寝返り、LGBTQ案件では更になんとトランプ指名の保守派ゴーサッチ判事(写真の左上)が寝返ったのです。これはびっくりでした。
(中略)
因にDACA廃止却下のこの判定は「十分な主張がない」との事だったので、これからまたトランプ政権はずらずらと理由を述べ立てるメモを提出して再審議になる事は明らかで、数年かけてまた判決をまつ、と言う事になります。まだ、DACAの続行が永久に決まった訳ではありません。」引用終わり
その他の主題
アトランタ射殺の件
Covid の蔓延
タルサデ行われるトランプ支持者集会の気掛り
NYの病院の実態(古い映像が多い)
ボルトン補佐官の本の発行問題
失業保険、先週の申請者150万人
Juneteenth(6/19)を黒人の料理でお祝い
(解説:Juneteenth became a state holiday in Texas in 1980, and a number of other states subsequently followed suit. The day is also celebrated outside the United States, with organizations in a number of countries using the day to recognize the end of slavery and to celebrate the culture and achievements of African Americans.)
JFKの妹Jean,92 歳で亡くなる
6)今日の一曲
https://www.youtube.com/watch?v=6gpoJNv5dlQ
元々ミュジカル「Carousel) の中で歌われる曲なんですが、これだけ単独で歌われる機会が多くなりました。アメリカのいろいろな歌手がいろいろな歌詞デ歌っています。日本でも、故北村協一氏の編曲が有名で、日本の合唱団で今でも歌われています。NYにいらっしゃった際には彼のの指揮で、カーネギーで歌いました。元々の歌詞です。
When you walk through a storm hold your head up high. And don’t be afraid of the dark. At the end of a storm is a golden sky.
ロックダウンの始まった3/22から書きだしたこの日報も明日19日で一応終わりにします。90日間、ご愛読ありがとうございました。よろしければ、以後は私のブログ、 https://harrynishitani.com/ をご覧ください。
西谷