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2021年12月22日(水)カーネギーメサイアの報告

2021年12月22日(水)
先輩、友人にあてて、下記メールを書いた。
===
2021 カーネギーのメサイア
harry nishitani
11:01 PM (2 minutes ago)
to
先輩、友人の皆様、
2021年も終わろうとしておりますが、いろいろなことがあったような、又なかったような不思議な年でありました。
読み物がお好きでない方は、どうぞ演奏をお聞きになってください。今年だけ特別にNYのFM局 WQXR FM105.9が当日実況放送をやり、その録音を公開しています。
演奏は7:30ごろからはじまり、約90分です。
https://www.wqxr.org/story/live-broadcast-handel-messiah-oratorio-society/ 
メッセンジャーで先に一部をお伝えしたのでダブっている方もありますが、ご容赦のほど。
準備編)
昨年2020年は、カーネギーが閉まったので指揮者所有の農場でメサイアを演奏しましたが、今年は開いてました。(少なくとも、私どもが歌い終わるまでは)それで、我々は9月から練習に入りました。並行して、カーネギーが感染防止の為に要求するいろいろな防止策を守らねばなりませんでした。
簡単に紹介しますと、
”演奏時間は90分以内” 
団が提出した名簿のメルアドに一人ずつ指示が入ります。曰く
”ワクチン接種証明をここにオンラインで送りなさい”。そのチェックが終わると、PCR検査を受ける為に、
”検査機関にレジスターしなさい”。
”開演三日前にこの検査機関でPCR検査をうけなさい”、
”結果を直接カーネギーに送ってもいいという許可を検査機関に出しなさい”。
これが全部OKになれば、
”開演のほぼ24時間前にQRコードを送りますので、楽屋入り口で提示してください。”
さて開演前日、QRコードがメールで送られてくるはずなのに来ません。団に問い合わせると、6時間前までには送るとのことですが、その時点では家を出ています。仕方なく、コンピューターを持参しました。結果的には、8時間前にQRコードが入電しました。
一方、団では、ステージでもマスクを外さないと決定しました。これは歌うには大変苦しかったです。団員は通常230名おりますが中には警戒する団員もいて、今回は150名の参加となりました。
当日編)
さて、当日。第一部は通常通り、休憩はなく第二部と三部は大幅削減で次の通り。
49. Recitative (Alto) Then shall be brought to pass the saying that is written:

50. Duet (Alto & Tenor) O death, where is thy sting?

51. Chorus But thanks be to God,

47. Recitative (Bass) Behold, I tell you a mystery;

48. Air (Bass) The trumpet shall sound,

44. Chorus Hallelujah: for the Lord God Omnipotent reigneth.

46. Chorus Since by man came death,

52. Air (Soprano or Alto) If God be for us, who can be against us?

53. Chorus Worthy is the Lamb Amen.

今回はソロが良かったです。ソプラノはカナダ人のLeslie Fagan,我々にはおなじみ。アルトが良かった。最近はカウンターテナーとかいうのがいますが私は嫌いです。アルトHeather Petrieは、福原すみえさんの次ぐらいによかった。福原さんにはぜひカーネギーで歌ってほしいですね。 男声二人もよかった。できれば、バリトンでなくベースに歌ってほしかった。メサイアはベースでないとねえ。

終ってから、拍手が鳴りやまない。

https://www.facebook.com/1182206623/videos/584875396137014/
 

後日譚)

私どもは、20日(月)に演奏しましたが、翌晩の21日(火)には、プロの合唱団Musica Sacraがメサイアを演奏する予定でしたが、延期になりました。また、23日には、私が2009年まで歌っていたNJの合唱団Masterwork Chorusもメサイアを歌う予定でしたが、これはお気の毒にキャンセルとなりました。

つまり、2021年のカーネギー・メサイアの歌い納めは、私どもオラトリオソサエティーだったのです。

付録)

私がチケットをお世話したのは、11人でした。当日のなって、コロナが怖いので止めるというドタキャンが5名ありました。終ってみると、この5名の方はやっぱり聞きたいと結局11名全員来てくださいました。とても嬉しかったです。

それと、Fan の声がFB投稿されましたのでご紹介します。

===FB 引用

Mina Kondo
12時間 ·
見てください、マスクして歌ったんです!年末恒例のカーネギーホールでのメサイアを、彼らはあの肺活量Maxのハレルヤコーラスをマスクして歌ったんです。泣いちゃいましたよ。飛沫感染のリスク回避のためとはいえ、これは愛です。そしてマスクしてるとは思えない素晴らしい感動的な公演を作り上げました。Oratorio Society NYの合唱団は本当に良くやられました。
年末に第九を聴きに行く日本。アメリカはヘンデルのメサイアを聴きに行く。このハレルヤコーラスを聞いて、クリスマスがやって来て年が終わる。メサイアも第九も、よくぞまあー、こんな人の声の芸術作品を作ったもんだ。両方ともコーラスやってたら必ず歌ったことがある曲ですね。しかし、Oratorioに入れるというのは、音楽と合唱の力のある証拠。ここで、Harry NishitaniさんとRumiko Saikiさんという古くからの友人達が歌っているんです。これを自慢したい!
恒例のメサイア公演ができなかった去年。オミクロンが迫り来るNY。私もギリギリまで行くのを迷ったけど、3枚マスクを重ねて行きました。
この公演を人々は待っていた。正にこれが観客とオーケストラと合唱団とソリスト達と指揮者と全部で素晴らしい公演を作るのだと思いました。
このハレルヤ大合唱がNYの人々に大きな希望と力を与えました。アーメン合唱では、感謝と感動で、心が震えました。
この公演をWQXR(クラシックFM)が生放送した、以下のリンクで聴けます♪
https://www.wqxr.org/story/live-broadcast-handel-messiah-oratorio-society/ 
今の地球全体の危機が治り、地に平和がありますように。
アーメン
(写真は終わってからのスタンディング大喝采の隙間から撮ってます)

===引用終わり
Merry Christmas, Buon Natale, よいクリスマス をお迎えくださいませ。
西谷
追伸:お知り合いにForwaedなさりたい方は、ご遠慮なくどうぞ。

綛谷さん(NY在住同窓生)のFB投稿
 

Today’s Music: The Four Seasons, A. Vivaldi: Winter – Anastasiya
https://www.youtube.com/watch?v=e2wBXUEz_sQ 

NBC Nightly News
https://www.youtube.com/watch?v=cpiicTOSrZs 

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