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4月27日(月)

4月27日(月)
今日も冬並みの天気で、曇りか雨。自転車30分、9.03マイル。ピアノ15分、トランプのチェックが届く。

領事館情報
◎(NY州)クオモ知事のメッセージ(4月27日)
– 昨4月26日の総入院者数は1万2819人で14日連続減少し、1日の入院者数も1052人と10日連続減少している。死者数は337人とこちらも2日連続して400人を下回ったが依然として高い水準である。
– 前回実施した3000人の抗体検査に更に4500人を追加して計7500人に検査を実施した。その結果、対象の14.9%(前回13.9%)が抗体を持っていることがわかった。特にNY市は24.7%の州民が陽性となり、これはNY市民約200万人が感染している可能性を示唆している。
– 5月15日に期限を迎えるNY PAUSE政策を延長するかどうかについては、州内の各地域の感染率等の状況を踏まえながら対応する必要がある。現在、州北部等は5月15日以降に社会経済活動の一部が再開できる可能性があり、感染率が高く人の移動も多いNY市を含む州南部は引き続きNY PAUSE政策が延長される可能性が高い。
– NY PAUSE政策の延長・解除については、次の10ポイントを考慮すべきである。(1) CDCガイドラインに基づき入院数が14日連続減少しているか、(2)具体的にどの企業を再開するのか、(3)当該企業は、如何なる感染拡大予防措置(検温、監視、他者との距離の確保等)をとっているのか、(4)再開する地域の医療機関(ベッド数や人工呼吸器の数等)は十分か、(5)検査体制は十分か、(6)追跡体制は十分か、(7)2週間隔離するための施設は十分にあるか、(8)地域内での学校・交通・検査・追跡等が連携できているか、(9)他の地域から人を呼び込む行事等を禁止しているか、(10)状況を監視するための司令室があるか。
– 社会経済的活動を再開しそれを継続するための判断基準は、CDCのガイドラインを前提に (1)入院率、(2)抗体検査の結果、(3)ウイルス検査の結果、(4)感染率である。
– 感染拡大に応じた病床確保のために、NY州内でいくつもの施設を臨時病院に転用した。現在、病床数は足りているが、秋にインフルエンザが流行る可能性も踏まえ、NY州立大学ストーニーブルック校(サフォーク郡)及びNY州立大学オールド・ウエストベリー校(ナッソー郡)において設置した臨時病病院について、病院機能を一時停止するが施設は当面そのまま残すこととする。ジャヴィッツ・センター及びウェストチェスター郡センターについては、コンベンション・センターとしての本来の機能を戻すかどうかについて今後見極める。
– 今週、州内のブルーム郡、エリー郡、モンロー郡、ナイアガラ郡、オナイダ郡にドライブスルーのウイルス検査施設を開設する。予約を取るためには、1-888-364-3065に電話してほしい。
・NY州の抗体検査の今回(計7500人)の暫定結果は以下のとおりです。
(全体)
 陽性反応14.9%(前回13.9%)
(性別)
 女性(全体の52%):陽性反応13.1%(前回12%)
 男性(同48%):同16.9%(同15.9%)
(州南部地域別)
 ロングアイランド(全体の14.4%):陽性反応14.4%(前回16.7%)
 NY市(同43%):同24.7%(同21.2%)
 ウェストチェスター郡・ロックランド郡(同6.6%):同15.1%(同11.7%)
 その他(同35.9%):同3.2%(同3.6%)
(州北部地域別)
 Mohawk Valley:陽性反応2.6%
 North County:同1.2%
 Capital District:同2.1%
 Hudson Valley (含Westchester/Rockland):同10.4%
 Central NY:同1.3%
 Southern Tier:同2.4%
 Finger Lakes:同2.7%
 Western NY:同7.1%
(人種別)
 アジア系(全体の8.8%):陽性反応14.6%(前回11.7%)
 黒人(同14.3%):同16.9%(同22.1%)
 ヒスパニック系(同17.7%):同32.0%(同22.5%)
 マルチその他(同2.3%):同22.2%(同22.8%)
 白人(同57.1%):同8.9%(同9.1%)
(年齢別)
 18-24(全体の11.7%):陽性反応12.4%(前回8.2%)
 25-34(同18.6%):同17.4%(同15.9%)
 35-44(同15.8%):同16.3%(同13.6%)
 45-54(同16.4%):同19.0%(同16.7%)
 55-64 (同16.8%):同14.8%(同14.9%)
 65-74(同11.6%):同9.9%(同11.9%)
 75歳以上(同9%):同9.6%(同13%)

◎(NY市)デブラシオ市長のメッセージ(4月27日)
– 現在の検査体制では医療関係者が感染するリスクを負っているので,安全確保のため,検査を受ける者が,医療従事者の指導に従って自身で綿棒を用いて検査(Self-swab testing)をできるようにする。この仕組みを用いることで,現在15件/時間の検査数を20件/時間まで増加させることができる。もちろん,連邦政府からの支援も重要である。
– 検査後の追跡・隔離も重要であるので,市は追跡・隔離のために1000人を雇用する。医療関係の経歴を持つことを要件とし,報酬は5万5000ドルから6万5000ドルである。
– 他者と距離をとって運動等をできるようにするために道路を市民に解放する。最初は40マイルを予定しており最終的には100マイルが利用可能となる見込みである。

◎(NJ州)マーフィー知事のメッセージ(4月27日)
– 3月21日より発効している自宅待機令は,更なる通知があるまで,当面の間,継続する。
– 本27日,NJ州の活動再開のロードマップ,The Road Back(Restoring Economic Health through Public Health) を発表する。公衆衛生上の安全が健全な経済を実現する。The Road Backの6つの柱は以下のとおり。
(1)新型コロナウイルスの感染者数及び入院者数の減少傾向の継続。具体的には,下記の事象がみられることを目標とする。
・14日間,感染者数と入院者数の減少傾向が持続すること。
・病院の運営体制が,緊急時における体制でなくなること。
(2)ウイルス検査の拡大
・5月末までにウイルス検査のキャパシティを2倍に増やすべく,取り組んでいる。連邦政府とも,検査のキャパシティを上げるべく尽力している。
(3)新型コロナウイルスの接触者追跡調査の確実な実施
・追跡調査のために軍の配備
・テクノロジー等を活用し効率性を向上させる
・州及び郡や市など地元の保健局との連携
(4)安全な隔離場所の確保
・新型コロナウイルスの陽性者が安全に無料で隔離できる場所を用意
(5)責任ある方法で,経済の再開を実施
・州知事が長の再開・再生委員会を形成。経済の再開は,「必要不可欠及び安全」という明確な指標を用いて判断する。
・ウイルスの伝染リスク等に基づいて,方法論的かつ戦略的な再開計画の策定
・ソーシャル・ディスタンシングの継続(マスク等,鼻と口を覆うものを身につけること,可能な場合は在宅勤務を行うこと)
(6)NJの強靱性の確保
・医療機関にPPE(個人防護具)及び人工呼吸器の在庫が確実にあること
・州でPPEと人工呼吸器の備蓄を行うこと
・将来のために,プレーブック(戦略・指南書)を作成すること
※The Road Back: Restoring Economic Health Through Public Healthについての詳細は以下をご参照ください。
・https://covid19.nj.gov/faqs/announcements/all-announcements/governor-murphy-announces-“the-road-back:-restoring-economic-health-through-public-health”
・PDF: http://d31hzlhk6di2h5.cloudfront.net/20200427/db/2d/77/6c/2a8a498ff2edda855c3f456d/The_Road_Back_-_Restoring_Economic_Health_Through_Public_Health.

感染者が300万人突破―ジョンズ・ホプキンス大集計:新型コロナ世界の感染者数(随時更新)https://www.nippon.com/ja/japan-data/h00673/

米ジョンズ・ホプキンス大学システム科学工学センター(CSSE)の集計で、日本時間28日未明、新型コロナウイルスの感染者数が世界全体で300万人を突破した。国別では、米国が全体の3分の1に相当する97万3000人で、スペイン29万9000人、イタリア19万9000人が続く。これにドイツ、フランス、英国を加えた6カ国で感染者数は世界全体6割強を占める。中国の武漢から流行が始まったウイルスはほんの数カ月で世界を席巻し、欧米諸国を混乱に陥れている。

感染者数の多い主な国(4月27日正午時点厚労省とりまとめ)
感染者数 死亡者数
米国 964937 54841
(うちニューヨーク州) (288045) (16966)
スペイン 226629 23190
イタリア 197675 26644
ドイツ 157770 5976
英国 152840 20732
フランス 124575 22856
トルコ 110130 2805
イラン 90481 5710
中国 82830 4633
ロシア 80851 747
ブラジル 61888 4205
日本 13385 351
韓国 10738 243
厚生労働省の公表資料から感染者数の多い国をピックアップしている。WHOや各国の公表値とは異なる場合がある。米国の内数であるニューヨーク州のみ同州のウェブサイトの公表数値