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2020年5月10日(日)

2020年5月10日(日)
母の日、まあいい天気である。育子からママにFacetimeがかかってきて、Logan をみて加代子は感激。明日は尚子の結婚記念日だから、おめでとうのサインを書いて犬の横に置いて写真を撮る。犬はなかなか協力してくれなくて、Treatをだいぶんはずむ。最近エクササイズしていないので、自転車30分、8.9マイル。9マイル到達はなかなか難しい。

領事館情報
【州政府等による措置等のポイント】
◎(NY州)クオモ知事のメッセージ(5月10日)
– 《現状》昨5月9日の総入院者数は7262人と2日連続で8000人を下回り(27日連続減少),一日の入院者数(直近3日間平均)も521人と感染拡大が始まった3月20日(489人)以来の水準となり,ようやく開始地点まで戻ってくることができた。また,同日の死者数は207人と3月27日と同じ水準となった。
– 《介護施設》介護施設及び高齢者の保護は全米での課題であり,NY州はこれまで(1)入居者の最後を看取る場合を除く訪問者の制限,(2)施設内の感染者に対応する施設職員の個人防護具着用等,(3)施設職員全員の12時間毎の検診,(4)入居者に陽性反応が出た場合及び入居者が亡くなった場合24時間以内に全ての入居者及び家族への通知,(5)感染が拡大した場合入居者及び施設職員の隔離,などといった措置を講じてきた。また,NY州は州内の介護施設に対し,N95マスク100万枚,サージカルマスク500万枚以上,手袋620万枚以上,フェイスシールド60万枚近く,手術衣50万以上を配布した。事実として,NY州は全米で最多となる10万1518人の介護施設の入居者を抱えるが,施設でのコロナウイリスによる死亡率は全米34位の12%である(1位WV州81%,2位メイン州80%,3位PA州66%)。今後,保護を更に強化するため,本5月10日,介護施設の高齢者を保護するための追加措置を講じる。
– 《川崎病に似た症例》コロナウイルスに感染した子供(主に幼児から小学生)で川崎病又はtoxic shock-like syndromeに似た症状のある85の症例を調査している。この症状により州内で3名の子供が亡くなったが,更に2名の子供が亡くなった事例も調査しており,本5月10日,他の49州に対し本件に関する通知を発する予定。
– 《レムデシビルの使用》抗ウイルス薬「レムデシビル」が,感染者の早期回復に役立っている。連邦政府保健福祉省(HHS)はNY州に対し,HHSが特定したNY州内の15の病院に入院している2900人の感染者を治療するために抗ウイルス薬を提供しており,今週,更に500人の感染者を治療するために当該薬が提供される予定である。
– 《活動の再開》社会経済活動の再開については明日詳細を発表するが,(1)感染拡大をコントロールしていることをデータで示せるか,(2)各地域は病院のキャパシティ・検査・追跡・隔離等の基準をクリアできているか,また,各事業主は十分な安全予防措置を講じているか,という2点が重要となる。
– 《連邦政府への要望》各州はやるべきことはやっているが,州の権限には限界がある。全ての州政府は,社会経済活動の閉鎖による減収及びコロナウイルス感染症対策のための支出増のため,財政支援を必要としている。NY州の21-24年度財政計画期間の歳入は610億ドル減少する見込みであるが,コロナウイルス関連で,今後2年間,年50億ドルの追加予算が必要となる。MTA等各組織は厳しい財政状況に直面しており,連邦政府の支援がなければ,学校予算20%,地方政府への補助20%,病院予算20%抑える必要があるが,これらの職種の支出削減は容易ではないため,他の予算項目において大きな支出削減が求められることになる。本年NY州は,コロナウイルス感染症による損失のために,約350億ドルを必要としている。翻って,これまでの連邦政府の経済対策は,ホテル,レストラン,航空産業,大企業,公共企業等の実業界を救済しているので,追加の経済対策は労働者層を支援すべきである。
– 《The Americans First Lawの提案》リーマンショック時に実施された,労働者を保護しない企業を救済するという過ちを2度と繰り返してはならない。従業員を解雇するいかなる企業に対しても連邦政府は補助金を与えるべきではない。私は,企業が今次パンデミック前と同じ数の従業員を雇用しなければ,連邦政府の補助金を受けることができないという「The Americans First Law」を提案したい。

◎(NY州)介護施設保護のための追加措置
・本5月10日発表された介護施設の高齢者を保護するための追加措置は以下のとおりです。
– 介護施設が,職員,施設,器具等の面で入居者一人一人に適切なケアを提供できない場合,当該入居者を転移させるためにNY州保健局に連絡する。
– 介護施設内で入居者に感染者が発生した際に,何らかの理由により当該感染者に適切に対応できない場合,当該感染者を転移させるためにNY州保健局に連絡する。
– 全ての介護施設職員は,1週間に2度ウイルス検査を行う。
– 病院は,感染者が陰性にならない限り,患者を介護施設に戻してはならない。州は,介護施設の入居者のために,感染の有無に関わらず代替施設を確保している。
– 介護施設が以上の義務に従わない場合,施設のライセンスを取り消す。

◎(NY市)デブラシオ市長のメッセージ(5月10日)
– 《レムデシビルの使用》NY市の公立病院は,コロナウイルス患者の治療のために,レムデシビルの使用を開始したが十分な数を確保できていない。連邦政府は50万回分を確保しているが,NY市には4000回分しか提供されていない。5月中に3万9000回分のレムデシビルを提供してほしい。
– 《川崎病に似た症例》川崎病に似た症状の小児性多臓器系炎症性疾患(Pediatric Multi-System Inflammatory Syndrome)の発症が市内で38名(そのほか,9名の結果待ち)に確認され,3名が亡くなった。発症者の47%はウイルス検査で陽性を示し,陰性患者のうち81%は抗体を持っていた。この病気の主な兆候は,継続的な熱,発疹,腹痛,嘔吐であり,市はこのような兆候が出た子供全員に対して抗体検査を実施する。また,親に対して注意喚起を行うとともに,最前線で働く労働者のマスクの着用,除菌ジェルの使用を徹底する。
– 《他者との距離》他者と一定の距離を取ることを徹底するために,現在1000名の”Social Distancing Ambassadors”を2300名体制に拡大する。彼らは他者と一定の距離をとるように指導する。また,鼻と口を覆うものの配布も増加する。

【感染者数等に関する情報】
  5月10日現在,(カッコ内は前日の数)
○ニューヨーク州:感染者数     335,395名(333,122名),死者数  21,478名(21,271名)
○ニュージャージー州:感染者数    138,532名(137,085名),死者数  9,255名(9,116名)

米国の感染者数130万人超に、ロシア、ブラジル、インドの勢い止まらず:新型コロナの国別感染者数(随時更新)
https://www.nippon.com/ja/japan-data/h00673/
医療・健康 社会 防災 2020.05.10
日本時間10日夜、 米ジョンズ・ホプキンス大学システム科学工学センター(CSSE)の集計で米国の感染者数が130万人を突破した。米国は世界感染者404万人の約3分の1を占め、突出している。ロシアの急増も止まらず21万人に迫り、ブラジルやインドでも感染拡大の勢いを増している。一方、患者数増加がほぼ止まったことで制限緩和に踏み切った中国、韓国では新たなクラスターが発生し、緩和のタイミングを模索する日本に教訓を与えた。

感染者数の多い主な国(5月10日正午時点厚労省とりまとめ)
感染者数 死亡者数
米国 1309164 78746
(うちニューヨーク州) (333122) (21271)
スペイン 223578 26478
イタリア 218268 30395
英国 215260 31587
ロシア 198380 1823
ドイツ 171324 7549
ブラジル 155939 10627
フランス 138854 26310
トルコ 137115 3739
イラン 106220 6589
中国 82901 4633
カナダ 66780 4628
ペルー 65015 1814
インド 59662 1981
ベルギー 52596 8581
日本 15747 613
韓国 10874 256
厚生労働省の公表資料から感染者数の多い国をピックアップしている。WHOや各国の公表値とは異なる場合がある。米国の内数であるニューヨーク州のみ同州のウェブサイトの公表数値

英国が外出規制など段階的に緩和(5月10日)
ジョンソン英首相は、3月から実施しているロックダウン(都市封鎖)を段階的に緩和する方針を表明した。当面は、1日1回に限定していた一般市民の運動のための外出の回数制限を撤廃するほか、在宅勤務が困難な製造業や建設業などの業務再開を奨励。6月には小売業などの再開も認めるという。

英国の感染者数は20万人を超え、国別の感染死者数は米国に次いで2番目に多い3万1500人。