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2020年5月11日(月)


2020年5月11日(月)
今日は尚子の結婚記念日で、昨日撮った写真を送る。そのほかは、片づけと南井さんのスペイン風邪のメールの返事のための勉強。エクササイズもピアノも忘れていた。今日はさすがにニュースが多く、特派員レポートも充実。

領事館情報
【州政府等による措置等のポイント】

◎(NY州)クオモ知事のメッセージ(5月11日)
– 昨5月10日の総入院者数は7226人と3日連続で8000人を下回り(28日連続減少),一日の入院者数(直近3日間平均)も488人と感染拡大が始まった3月20日以来500人を下回った。また,同日の死者数は161人と3月26日以来初めて200人を下回った。州の措置と州民の行動によりピークを完全に越え山の反対側を降りつつある。
– 経済社会活動の再開は,州内10の各地域で立ち上がる司令室が主導する。各企業は,州の基準を満たすことを条件に,各地域の司令室の許可を得て再開することになる。再開に当たり,企業は時差出勤や在宅勤務の実施,職場の安全確保(マスク着用・消毒・ 検温)等の安全予防措置を実施する体制を構築する必要がある。
– 現時点で再開のための7基準を全て満たしているのは,州北部の(1)フィンガーレイクス,(2)サザンティア,(3)モホークバレーの3地域。また,同じく州北部の(4)ノースカントリー及びセントラルニューヨークの2地域は1基準(1か月で人口1000人当たり30人が検査を受けていること)を満たしていないのみとなっている。
– これらの基準を全て満たした地域において,経済的影響が大きく感染リスクが低いビジ ネスから再開することを基本として,産業別に次の4段階に分けて再開する。
*第1段階:建設業,製造業,卸売業,一部の小売業,農業,林業,水産業
*第2段階:専門サービス,金融・保険業,小売業,事務職,不動産
*第3段階:レストラン,飲食サービス,ホテル
*第4段階:芸術,エンターテーメント,リクリエーション,教育
– 州の全域で,感染リスクの小さい次の活動については,5月15日をもって再開を認める。
*造園・園芸業
*低リスクの屋外リクリエーション活動(テニス等)
*ドライブイン映画館
– 再開のためのガイドライン「NY Forward/ A Gide to reopening New York & building back better」を策定したので,次のサイトにアクセスして確認してほしい。
https://www.governor.ny.gov/sites/governor.ny.gov/files/atoms/files/NYForwardReopeningGuide.pdf
– 当初,12万人の入院患者が予想されたが,州の措置と州民の行動により,感染率を下げ,数千人の命を救い大惨事を避けることができた。現在,国内の他の州は感染率が増加しているが,NY州では減少している。早急な再開をして感染者が再び増えた他国(ドイツ等),州内の連携が取れず混乱を招いた他州の失敗からも学ぶべき。私たちは賢明であり続けなければいけない。

◎(NY州)再開基準及び達成状況
・再開のための7基準と本5月11日に発表された各地域の達成状況は次のとおりです。
– 再開の基準となる7基準
(感染率の監視)
(1)総入院患者数が少なくとも14日間連続減少しているか,1日の新たな入院患者の数が15人以下であること(CDC基準)。
(2)1日の死者数が少なくとも14日間連続減少しているか,1日の死者数が5人以下であること。
(3)新たな入院患者数が10万人当たり2人未満であること。
(病院のキャパシティ)
(4)全ベッドの少なくとも30%が常に利用可能なこと。
(5)ICUベッドの少なくとも30%が常に利用可能なこと。
(検査と追跡)
(6)1か月で人口1000人当たり30人が検査を受けていること。
(7)10万人当たり30名以上の追跡要員を有していること。
– 各地域の達成状況
             満たした基準数  満たしていない基準
1)ニューヨーク市:     4/7     (3),(4),(5)
2)ロングアイランド:    5/7     (2),(3)
3)ミッド・ハドソン:    5/7     (2),(3)
4)キャピタルディストリクト:5/7     (1),(2)
5)モホークバレー:     7/7     無し
6)ノースカントリー:    6/7     (6)
7)セントラルNY:     6/7     (6)
8)サザンティア:      7/7     無し
9)フィンガーレイクス:   7/7     無し
10)ウエスタンNY:    5/7     (1),(2)
・各地域の達成状況については,以下のサイトで確認できます。
https://forward.ny.gov/regional-monitoring-dashboard

◎(NY市)社会経済活動の再開時期
・デブラシオ市長は,本5月11日の記者会見において,NY市の社会経済活動の再開時期について,データと科学に基づいて判断するとしながら,何か変化が起きるとしても6月になるだろうとの見立てを示しました。あわせて,個人防護具(PPE)の供給など,医療供給者に対する支援体制を拡充することも発表しました。

◎(NJ州)マーフィー知事のメッセージ(5月11日)
– 入院者数は州南部も含め,減少傾向にあり,ICUの患者数や人口呼吸器の使用数も減少傾向にある。
– リブリン・イスラエル国大統領と電話で話し,NJ州への支援を約束してくれた。
– 会見に同席していたメネンデス上院議員(民・NJ州)は,連邦レベルでもウイルス検査実施の戦略を考案すること,また州の財政破綻はなんとしてでも避けなければならず,共和党・民主党関係なく,議会が一丸となって取り組むことが重要である旨述べました。

【感染者数等に関する情報】
  5月11日現在,(カッコ内は前日の数)
○ニューヨーク州:感染者数     337,055名(335,395名),死者数  21,640名(21,478名)
○ニュージャージー州:感染者数    139,945名(138,532名),死者数  9,310名(9,255名)

米国の感染死者8万人超に、ロシアの感染急増続く:新型コロナの国別感染者数(随時更新)https://www.nippon.com/ja/japan-data/h00673/
医療・健康 社会 防災 2020.05.10
米ジョンズ・ホプキンス大学システム科学工学センター(CSSE)の集計で日本時間12日朝、米国の感染死者数が8万人を突破した。感染者数は134万人超で、いずれも世界全体の3割程度を占める。CSSE集計では、ロシアの感染者数は22万人に達し、欧州で最もかんせんが拡大しているスペイン、英国の感染者数に肉薄している。

感染者数の多い主な国(5月11日正午時点厚労省とりまとめ)
感染者数 死亡者数
米国 1329203 79525
(うちニューヨーク州) (335395) (21478)
スペイン 224390 26621
英国 219183 31855
イタリア 219070 30560
ロシア 209377 1911
ドイツ 171879 7569
ブラジル 155939 10627
フランス 139063 26380
トルコ 138657 3786
イラン 107603 6640
中国 82918 4633
カナダ 68848 4871
ペルー 67307 1889
インド 62939 2109
ベルギー 53081 8656
日本 15798 621
韓国 10909 256
厚生労働省の公表資料から感染者数の多い国をピックアップしている。WHOや各国の公表値とは異なる場合がある。米国の内数であるニューヨーク州のみ同州のウェブサイトの公表数値