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2020年5月12日(火)

2020年5月12日(火)
晴れたが気温が60度に満たないので、寒い。虫歯になっているので歯医者に電話する。今の歯磨き、またはSensodyneを少し長い間歯に載せてから磨く。痛くなればタイレノルを飲む。オフィスが開いたら治療するとの常識的回答。ニュースをチェックするうちに時間がたつ。エクササイズなし、ピアノは60で一回だけ。

領事館情報
州政府等による措置等のポイント】

◎クオモ知事のメッセージ(5月12日)
– 昨5月11日の総入院者数は7063人と4日連続で8000人を下回り(29日連続減少)、一日の入院者数(直近3日間平均)も401人と2日連続500人を下回った。また、同日の死者数は195人と2日連続200人を下回った。
– 川崎病やtoxic shock-like syndromeに似た症状で新型コロナウイルスとの関連が疑われる症例約100件を調査している。この症状により州内で3名(5歳と7歳の男児、18歳の少女)が亡くなった。州内の全ての病院に対し、同様の症状が出た子供を優先的にウイルス検査の対象とするよう勧告する。
– 経済社会活動の再開については、感情や政治ではなく、データ、事実、疾病予防管理センター(CDC)の再開基準に従い、再開を急いだ他国(中国、韓国、ドイツ)や他州の失敗から学ぶべき。また、各地域が主導し、住民が参加することが重要であるので、データと事実を州民に提供し透明性を確保すべき。
– 各地域の司令室は、ウイルス検査率(+追跡の実施)、抗体検査数、入院率+空き病床数、感染率(実効再生産数)を管理するとともに、企業の安全予防措置の遵守も監視するサーキットブレーカーとしての役割を果たす。そのうえで、各地域の基準達成状況は下のサイトで確認できる。これが透明性を確保するということである。
*各地域の達成状況:forward.ny.gov/regional-monitoring-dashboard
*各地域の指令室のメンバー:
https://www.governor.ny.gov/sites/governor.ny.gov/files/atoms/files/Regional_Control_Room_Members_05_11_20.pdf
– 全米の各州は、経済社会活動の再開を進めているが、連邦政府からの支援を必要としている。このため、本5月12日、ホーガン全米知事協会会長(メリーランド州知事(共))と私(クオモ全米知事協会副会長(NY州知事(民))は、連邦政府から全米各州への支援を求める共同声明を発表する。
– 次回の連邦政府の支援策は、州と地方政府、労働者世帯、州の検査・追跡等に助成すべきである。
– NY州は連邦政府から610億ドルが必要としている。この支援がなければ州内の学校、地方政府、病院の予算を20%ずつ削減する必要が出てくる。
– 既に発表しているが、企業が今次パンデミック前と同じ数の従業員を雇用しなければ、連邦政府の補助金を受けることができないという「The Americans First Law」を改めて提案したい。この法案につき、NY選出の連邦下院議員(注)と議論し彼らの理解を得た。彼らはこの法案を連邦議会に提案する。
(注)The Americans First Lawの内容に賛同し、連邦下院で共同提案する予定のNY州選出の連邦下院議員(全員民主党)は次のとおりです。
*トーマス・スウォージ(3区)
*グレゴリー・ミークス(5区)
*グレース・メン(6区)
*二ディア・ベラスケス(7区)
*ハキーム・ジェフリーズ下院民主党議員総会議長(8区)
*イベット・クラーク(9区) 
*キャロライン・マローニ下院監視・政府改革委員会委員長(12区)
*アドリアーノ・エスパイヤット(13区)
*ホセ・セラーノ(15区)
*エリオット・エンゲル下院外交委員会委員長(16区)
*ポール・トンコ(20区)

◎(NY州)川崎病に似た症例の内訳及び医師にかかる基準
・本日発表された100件の症例の内訳は次のとおりです。
– 1歳未満:5%
– 1歳から4歳:18%
– 5歳から9歳:29%
– 10歳から14歳:28%
– 15歳から19歳:16%
– 20、21歳:4%
・州は、子供を守るため、以下の症状がある場合、早めの医師の診断を受けることを推奨しています。なお、コロナウイルスの通常の症状である呼吸器症状が出ないとされています。
– 5日間以上長引く高熱
– 母乳を飲まない・水分を取らない
– ひどい腹痛・下痢・嘔吐
– 顔色が悪いなど、肌の色の変化
– 息切れ・過呼吸
– 動悸・胸痛
– 乏尿・頻尿
– 倦怠感・過敏症等

◎(NY市)デブラシオ市長のメッセージ(5月12日)
– 検査体制拡大のため、新たな検査センター12か所(注)を立ち上げる。これで現在1万4000件/日の検査数に、1万700件/日が追加され、5月中に2万件/日の目標を達成する見込みである。
– 川崎病に似た症状の小児性多臓器系炎症性疾患(Pediatric Multi-System Inflammatory Syndrome)の発症は市内で52名(そのほか、10名の結果待ち)となった。発症者のうち25名はウイルス検査で陽性を示し、陰性だった患者のうち22名は抗体を持っていた。主な症状は継続的な熱、発疹、腹痛、嘔吐であり、このような症状が出た場合には直ちに医師に連絡をして欲しい。医師が見つからない場合は311まで連絡をして欲しい。また、予防のためには、手を良く洗いコロナウイルスに触れないようにしてほしい。
– 再開について、国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のファウチ所長が本日発した、時期尚早な経済社会活動の再開による感染再拡大への懸念に同調する。今の入院者数等を鑑みるとNY市は5月に再開できない。6月になって状況を再度検証することになる。

◎(NJ州)マーフィー知事のメッセージ(5月12日)
《現状・データ》
– 昨日1日の新規入院者数は250人であり、新規入院者数はピーク(869人(4月10日))から71%減、4月27日(446人)から44%減。昨日1日の新規感染者数は1572人であり、ピーク(4064人(4月4日))から61%減、4月27日(3111人)から49%減であり、その他の入院者数、ICU患者数、人工呼吸器の使用数、1日の死者数も確実に減少傾向にある。しかし、10万人あたりの新規感染者数、患者の入院者数及び1日の死者数を見るとNJ州は近隣や他の大きい州(NY,CT,PA,CA,TX州)に比べ高く、全米の中でも新型コロナウイルスのダメージを最も受けている州の一つであることを忘れてはならない。したがって、手洗いの徹底、ソーシャル・ディスタンシング等を続けてほしい。
《検査・接触者追跡》
– 今月末までに、1日の検査数を20000件とすることを目標としたい。3月末は6000件、4月末時点で12000件を達成しており、5月末は20000件、6月末は25000件を目指す。感染リスクの高い者(高齢者など)、医療従事者等の必要不可欠な業種で働く者、感染の疑いまたは感染者と長く接触した者を優先的に検査できるような体制をとる。州保健局は、右カテゴリーに含まれるものの、プライマリー・ケア(かかりつけ医)へのアクセスがない者が、医師の処方箋がなくとも検査を受けられるようにする規則を策定する予定。
– 州保健局は、州内の全介護施設の入居者及びスタッフに対し5月26日までにウイルス検査を受けることを求める行政命令を発出する。
– 接触者追跡に関し、NJ州はDimagiと契約し、DimagiのCommCareのプラットフォームを用いて接触者追跡等のデータを集約する。データ集約の中央化及び効率化を図るため、州保健局及び郡等の地元の保健局職員が同プラットフォームを用い、情報を集約することを求める行政命令を発出する予定。また州保健局は接触者追跡のため、ラッガーズ大学とMOUを結ぶなど、州政府は様々な機関と連携し接触者追跡の取組を強化していく。
– 接触者追跡の取組には、現在すでに800-900人のスタッフがいるが、少なくともさらに1000人の人出が必要である。関心があれば、州政府サイト(https://covid19.nj.gov/forms/tracer)を参照してほしい。
《州の経済活動再開》
– NY州とは違い、NJ州は小さく人口密度が高いので、地域ごとに再開の段階を区別することは考えていない。今は、州全体で統一したステップを取っていくことを考えている。

【感染者数等に関する情報】
  5月12日現在,(カッコ内は前日の数)
○ニューヨーク州:感染者数     338,485名(337,055名),死者数  21,845名(21,640名)
○ニュージャージー州:感染者数    140,743名(139,945名),死者数  9,508名(9,310名)

ロシアの感染者数が米国に次ぐ世界2位に:新型コロナの国別感染者数(随時更新)
医療・健康 社会 防災 2020.05.13
米ジョンズ・ホプキンス大学システム科学工学センター(CSSE)の集計で日本時間13日朝、ロシアの感染者数が23万人を突破して米国に次ぐ世界第2位のコロナ大国となった。ロシアでは4月初旬までは感染者数が低く抑えられていたが、中旬以降に急激な増加に転じていた。一方、ロシアの感染死者数は2000人強で、同じく20万人を突破したスペイン、英国、イタリアと比べて桁が1つ少ない水準。

感染者数の多い主な国(5月12日正午時点厚労省とりまとめ)https://www.nippon.com/ja/japan-data/h00673/
感染者数 死亡者数
米国 1346163 80297
(うちニューヨーク州) (337055) (21640)
スペイン 227436 26744
英国 223060 32065
ロシア 221025 2005
イタリア 219814 30739
ドイツ 172576 7661
ブラジル 168331 11519
トルコ 139771 3841
フランス 139519 26643
イラン 109286 6685
中国 82919 4633
カナダ 69156 4906
ペルー 68822 1961
インド 67152 2206
ベルギー 53449 8707
日本 15874 643
韓国 10936 258
厚生労働省の公表資料から感染者数の多い国をピックアップしている。WHOや各国の公表値とは異なる場合がある。米国の内数であるニューヨーク州のみ同州のウェブサイトの公表数値