2020年5月13日(水)
気温は50度台と寒いが、カラット晴れたので、Dogwoodの写真を撮るべく、毎年撮っているGlen between Oak and Mapleの5本Dogwoodを見に行く。ところが、今年は花の数が10-20%ぐらいしか咲いていない。Mapleのお伽のマンション前の三本Dogwoodも咲いていない。あきらめて帰りかけると、白いDogwoodは結構咲いていて、咲いていないのはピンクのDogwoodなのである。BeechwoodのSmith(いまはWilliams)の庭のピンクDogwoodも、花が3つぐらいしか開いていない。昨年はきれいに咲いていたが。向かいの中国人の庭も、白しか咲いていない。犬を連れて散歩し、WoodlandからCrestに回ってマンハッタンを見てきた。ピンクはどこも咲いていないで、白だけであった。DividがTree Serviceのアップデート。来週火曜日になるそうだ。家のつつじはきれいに咲いた。帰ってお昼を食べると二時間ほど昼寝になってしまった。Exはなし。ピアノは60で一回。まだ間違う。
領事館情報
州政府等による措置等のポイント】
◎クオモ知事のメッセージ(5月13日)
– 昨5月12日の総入院者数は6946人と3月26日以来初めて7000人を下回り(30日連続減少),一日の入院者数(直近3日間平均)も416人と3日連続500人を下回った。また,同日の死者数は166人と3日連続200人を下回った。
– 最前線で働く州の警察官2750人に抗体検査を実施したところ,陽性率は3.1%となり,一般州民の陽性率12.3%を下回った。また,州矯正・コミュニティ監視局(DOCCS)の3000人以上の職員の抗体検査の結果,陽性率は7.5%で,これも一般州民の陽性率より低かった。最前線で働く者の陽性率が低いのは良いことである。
– これまで行った最前線で働く者に対する抗体検査の結果,どの業務でも市民や州民の平均より低いことが判明した(注)。これは,手洗い,マスク等の予防措置が重要であることも示している。
(注)最前線で働く者とNY州民・市民全体の陽性率の比較結果
陽性率
NY市民平均 19.9%
州南部交通機関従事者 14.2%
州南部医療従事者 12.2%
NY市警察官 10.5%
NY市消防士・救命士 17.1%
陽性率
NY州民平均 12.3%
DOCCS職員 7.5%
NY州警察官 3.1%
– これまで,コロナウイルス感染数の大幅な増大が見込まれない35郡の病院において,選択的外来治療(手術)を認めていたが,本5月13日,新たに12郡を加えて州内62郡のうち47郡が手術可能となる。
– NY州の経済社会活動の再開は,州内10の地域ごとに,感染率(実効再生産数)を「1.1」以内を維持することを前提に,7つの基準を全て満たせば地域の主導により段階的に進む。現時点での各地域の「7つの基準」達成状況は以下のとおり。
*全て満たしている地域(4):フィンガーレイクス,モホークバレー,サザンティア,ノースカントリー
*6つ満たしている地域(1):セントラルNY
*5つ満たしている地域(4):ロングアイランド,ミッド・ハドソン,ウエスタンNY,キャピタルリージョン
*4つ満たしている地域(1):NY市
– 川崎病に似た多臓器系炎症性疾患(Pediatric Multi-System Inflammatory Syndrome)の発症は州内で102件となった(注)。州内で3人(5歳と7歳の男児,18歳の少女)が亡くなっている。新型コロナウイルスに感染した子供が多く,102件中,60%の子供はウイルス検査で陽性,40%の子供は抗体検査で陽性となり,14%の子供が両方の検査で陽性となった。また,71%は集中治療室で治療を受け,19%は人工呼吸器を挿管し,43%は未だ入院中である。この症例は,米国では14の州(CA, CT, DE, GA, IL, KT, LA, MA, MS, NJ, OH, PA, UT, WA)とワシントンDC,米国外でも欧州5カ国(スペイン,フランス,英国,イタリア,スイス)で報告されている。
(注)症状が出た年齢別,人種別割合
*年齢別割合
1歳未満:5%
1-4歳:18%
5-9歳:29%
10-14歳:28%
15-19歳:16%
20-21歳:4%
*人種別割合
アジア人:3%
黒人:22%
ヒスパニック:19%
白人:25%
不明:11%
その他:19%
– 本病気に対して,NY州は,NYゲノム・センター及びロックフェラー大学と連携して,本件シンドローム及び遺伝的基盤解明のためのゲノム・RNA配列研究を実施するとともに,州内の全ての病院に対し,これらの症状のある子供に優先的にウイルス検査を行うよう勧告している。子供に以下の症状(注)が出た場合,即座に医師の診断を受けることを推奨する。
(注)病気の症状
*主な症状
5日間以上長引く高熱,腹痛・下痢・嘔吐,目の充血,肌の発疹
*その他の症状
顔色が悪い,母乳を飲まない・水分を取らない,息切れ・過呼吸,動悸・胸痛,倦怠感・過敏症等
◎(NY市)デブラシオ市長のメッセージ(5月13日)
– 川崎病に似た症状の小児性多臓器系炎症性疾患(Pediatric Multi-System Inflammatory Syndrome)の発症は市内で82名となった。発症者のうち53名はウイルス検査で陽性か,又は抗体を持っていた。主な症状は継続的な熱,発疹,腹痛,嘔吐であり,このような症状が出た場合には直ちに医師又は311に連絡をして欲しい。現時点で判明していることは早期の処置が有効ということで,(1)何が発症に影響するのか,(2)どの程度の時間で発症するのか,(3)発症する可能性,といったことについてはまだ判明していない。今後は親への周知徹底を進めていく。
– 現在実施している市内道路の車両通行禁止・市民への開放について,明日14日から更に12マイルの道路を開放するとともに,5月中に9.2マイルの自転車専用レーンを開設する。他者と一定の距離を取りつつ利用してもらいたい。
– Pre-Kの内定結果について,61790人の応募者の77%が第一志望,90%が第三希望までのスクールに内定した。まだ空きがあるので,2016年に生まれた子供がいる家庭で関心がある場合には以下のサイトにアクセスするか,718-935-2009に連絡してほしい。
◎(NJ州)マーフィー知事のメッセージ(5月13日)
– 本13日,5月18日(月)午前6時より,以下の事業の再開を認める行政命令を発出する。
・必要不可欠でない建設業
※ただし,鼻と口を覆うものを身につけること,人が密集することは避けること(ソーシャル・ディスタンシングの維持),不要不急の訪問者を受け入れることは禁止,適切に消毒を行い衛生環境を保つこと。
・必要不可欠でない店舗
※ただし,事前に電話やオンライン等で商品を注文し,車でのピックアップでのみ許可。顧客が店内に入ることは禁止される。
・ドライブインまたはドライブスルーのイベント・事業(ドライブインシアターや教会でのイベントなど)
※ドライブインシアター等において,車内にとどまっていれば,集まることは認められる。車と車の間隔を6フィート以上保てない場合は,窓,サンルーフ等は,閉めること。
詳細は,下記サイトをご参照ください。
州政府プレスリリース:https://nj.gov/governor/news/news/562020/approved/20200513a.shtml
– 4月6日に,最悪のシナリオとして,入院者数は36000人,ICUの患者数は9000人,人工呼吸器を使用する患者数は7500人と予想したが,州民の取組のおかげで,これまで最悪のシナリオの状態に近くなる事態は発生していない。昨日時点のデータについて,ピーク時に比べ,新規入院者数は2/3減,総入院者数は約1/2減,新規感染者数は約70%減,1日の死者数は1/3以上減少しているため,徐々に経済活動再開のステップを取ることができた。しかし,10万人あたりの新規感染者数,入院者数,1日の死者数について,NJ州は,NY,CT,PA,CA,TX州に比べて高い。また,コロナウイルスは州北部から南部へと,感染が拡大している地域が南下していると先日述べたが,昨日1日で州北部では168人が新たに入院しており,州南部の81人より多く,危機状態を脱していない。経済活動再開に向けた更なるステップが取れるよう,引き続き,ソーシャル・ディスタンシングをお願いする。
– 4月のNJ州の歳入は昨年の4月に比べ60%減(35億ドル減)であり,5月の歳入も同じ水準,もしくは更なる減少が見込まれる可能性がある。新型コロナウイルスは州民の健康だけでなく,州の財政も痛めつけている。連邦政府からの直接支援が必要不可欠であり,昨日はカドロー米国家経済会議(NEC)委員長,今朝はペロシー下院議長と電話で話す機会があった。
– パーセケリー州保健局長より,川崎病に似た症状の小児性多臓器系炎症性疾患が本13日朝,新たに7件報告され,合計18件確認されている旨発表。18件中,死者は報告されていない。
【感染者数等に関する情報】
5月13日現在,(カッコ内は前日の数)
○ニューヨーク州:感染者数 340,661名(338,485名),死者数 22,013名(21,845名)
○ニュージャージー州:感染者数 141,560名(140,743名),死者数 9,702名(9,508名)
南米や南アジアが新たな急増地帯に、世界の死者29万人超:新型コロナの国別感染者数(随時更新)https://www.nippon.com/ja/japan-data/h00673/
医療・健康 社会 防災 2020.05.13
新型コロナウイルス感染症は中国で爆発的に拡大した後、欧州や米国で猛威を振るってきた。4月半ば以降、欧州での感染者拡大のペースがやや緩む一方で、ここにきて、新たな地域で感染爆発が進んでいる。ロシアは米国に次ぐ世界第2位の感染国となり、ブラジルの感染者は18万人に迫り、ペルーも7万人台に到達した。インドの伸びも顕著で、周辺国も合わせた南アジアの状況も注視が必要だ。
感染者数の多い主な国(5月13日正午時点厚労省とりまとめ)
感染者数 死亡者数
米国 1369314 82340
(うちニューヨーク州) (338485) (21845)
ロシア 231912 2112
スペイン 228030 26920
英国 226463 32692
イタリア 221216 30911
ブラジル 177602 12404
ドイツ 173171 7738
トルコ 141475 3894
フランス 140227 26991
イラン 110767 6733
中国 82926 4633
ペルー 72059 2057
インド 70756 2293
カナダ 70342 5049
ベルギー 53779 8761
日本 16024 668
韓国 10962 259
厚生労働省の公表資料から感染者数の多い国をピックアップしている。WHOや各国の公表値とは異なる場合がある。米国の内数であるニューヨーク州のみ同州のウェブサイトの公表数値
ロシアが世界2位の感染者数に(5月13日)
米ジョンズ・ホプキンス大学システム科学工学センター(CSSE)の集計で日本時間13日朝、ロシアの感染者数が23万人を突破して米国に次ぐ世界第2位のコロナ大国となった。ロシアでは4月初旬までは感染者数が低く抑えられていたが、中旬以降に急激な増加に転じていた。一方、ロシアの感染死者数は2000人強で、同じく20万人を突破したスペイン、英国、イタリアと比べて桁が1つ少ない水準。