2022.0514.(Sat)
2019年4月10日付けの徳島県知事あてのレター、阿波踊り「ニューヨーク連」発足の経緯。
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徳島県知事 飯泉嘉門様
陽春の候、ご尊台におかれましては、県知事に5選なさいまして、まことにおめでとうございます。（中略）
さて、昨年六月にお会いさせて頂いた際、「ニューヨークで阿波踊り連を立ち上げたいと思います」と申し上げたものの、さてどうしたものかと思案しているうちに5か月が過ぎ、2019年のワークショップの準備もせねばならないが、今まで講師をやって頂いた「宝船」の日程がはっきりせず、これまで2011以来続けてきたワークショップもこれで終わりになるのかと諦めかけておりました。
ところが、ニューヨークというのはまことに面白いところで、12月の初めに晴天の霹靂のように、「徳島県人会で阿波踊りを教えてくださいませんか」という問い合わせが入りました。聞いてみると、Japan Performing Artsを主宰していらっしゃる宝塚歌劇団ご出身の濱田裕子さんとおっしゃる方が、「日本三大祭り」をぜひやりたいので、その第一の座を占める「阿波踊り」をマスターしたいとおっしゃいます。徳島県人会は毎年「阿波踊りワークショップ」をやっていますが、元タカラジェンヌに教えられるはずがなく、急遽徳島の、吉野様にご無理をお願いして、先生を探してもらいました。いろいろご検討頂いた結果、天水連の山田連長をご紹介頂き、濱田さんは二月初めに徳島に赴いて2日間の特訓を受けて帰米なさり、帰米と同時に希望者を集めてレッスンを始めて頂きました。(中略）
県人会は、「宝船」との日程が合わず、2019年のワークショップは見送ろうかなと半ばあきらめていたのですが、濱田さんのグループに講師をお願いしたところ快くお引き受けいただきました。多くの方々に支えられ、ことにも4月21日にワークショップ開催が可能となりました。
そして、この際念願の「ニューヨーク連」をワークショップの日に立ち上げたらどうかという提案を踊り手の方から頂き、これ幸いと4月21日のワークショップの日に、「ニューヨーク連を立ち上げることと致します。（後略）
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このようにして発足した 阿波踊り「ニューヨーク連」が、本日のジャパンパレードでニューヨークの皆様に踊りを披露できるのを想像できたであろうか。パンデミックに悩まされながら、Zoomなどで稽古を続け、本日堂々とセントラルパークウェストで、大勢のニューヨーカーに見てもらい、大喝采をはくしたのである。これもひとえに濱田連長の努力に負う所が大である。感謝して喜び合いたい。
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