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2023.1128(Tue)-1130(Thu)

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1128 (Tue) 今日は二時に徳島市長、内藤佐和子氏と面会のアポがある。また、明日は10:30に県知事とのアポがある。内藤市長の面会の前に、県庁へ行く用事が出来た。それは、担当部局であるダイバーシティー推進課(以前の国際課)が知事面会の際のプレゼン資料を見せてほしいというので、11時に県庁に行く。スタッフの方々と懇談しながら、プレゼンの説明をする。

県庁での用事が終わり、市長に会う前に昼食をと思ったが、どこで食べてよいのかわからない。県庁一階できいたら、隣にホテルがありますとのことで、最上階のレストランに行く。新町川がよく見えるGrandvrioという名のホテルで、驚いたことに、出てきた料理は遊山箱(ゆさんばこ)に盛り付けてあった。遊山箱とは、ピクニックの食事を入れる三段の箱なのであるが、子供の頃に曾祖母が遊山箱を持って遊山に連れて行ってくれた。(と言えば聞こえはいいが、遊山箱に前日の余ったおかずをいれて、近所の山道で見晴らしのいい所に連れて行ってくれたもの)それ以来だから、もう74-75年も前になるだろうか。しかも、徳島を離れると、遊山箱は見たことがなかった。もう、懐かしくて、レストランのシェフに、遊山箱はどこで買えますかと聞いて、「市川」という所で買えますと聞いて、ぜひ買いたいと思った。

市長とのアポに間に合うように、タクシーで市役所に向かう。市役所の中にある、徳島市医師会の事務長をしていらっしゃって、今回市長、知事のアポを取ってくれた岡田さんにお会いしてお礼を言う。岡田さんは以前、徳島市総務課にいらっしゃって、市長とのアポをとるときにお世話になり、その後年賀状を送っていた。ただし、前の遠藤市長とのアポは取れたことがなく、今回の内藤市長アポは初めて取れたものである。2時から市長との話が始まり、こちらとしてはニューヨークでの県人会の活動とか、阿波踊りの連をつくり、ジャパンパレードでニューヨーカーに楽しんでもらっているとかの話をするのだが、市長はあまり関心を示さず、私の説明にも心ここにあらずという感じで、早く終わって欲しいようだった。一時間のアポの所、半時間ぐらいたった時点でで終えることにした。加えて、大柄な5-6名の男性職員が5-6名、立って市長と私を遠巻きに囲んでおり、そのなかの声の大きい職員が、半時間ぐらいしかたっていないのに、「これにて終了といたします」と私の了解も得ずに大声で言うのは、訪問者に対してかなり失礼だと思った。東大出身、30代半ばで当時全国で最年少女性市長になった方の評判は、いいという人とイマイチという人が半々だった。遠くから訪ねてきた訪問者をこのような調子であしらうようでは、次の選挙は難しいだろうと思った。

市長とのミーティングはあまり面白くなかったので、帰りに旧徳島城跡に寄ってみた。いままでちゃんと見学したことがなかったので、ゆっくりと回った。庭園は特に美しかった。徳島にもいいものがあるんだと思った。

1129 (Wed) 今日は、県知事、後藤田正純氏との面談日、以前の飯泉知事が5期20年務めたあと、衆議院議員だった後藤田氏と争い、あまりにも任期が長かった兵庫県人飯泉氏が敬遠されて、徳島県人の後藤田氏が当選した。前の国家公安委員長の後藤田正晴氏は、叔父にあたる。ただ、現知事の衆議院議員時代には、相当浮名を流したと聞いている。

まず、ダイバーシティー推進課に顔を出すと、秘書課に案内され、ついで知事室に案内してくれた。後藤田知事は、才気煥発というか、積極的に徳島県を盛り上げていこうと、色々な施策を考えていて、それを次々に説明して下さったので、このひとなら大丈夫だなという印象を持った。加えて、秘書課の課員の中に、「阿波踊り世界サミット」を企画した当時観光政策課中原聡一主任が、秘書課係長に昇格してお会いできたことは、とても嬉しかった。彼が企画した「阿波踊りサミット」は、とてもきめ細かく企画され、我々も安心して参画できたし、その際に世界の他の地域の人たちとも知り合いになれた。その際に知り合った人たち、ニュヨークの上原さん、ロスの松村さん、SFのりみ子さんなどが2023年に「アメリカ連」を作って、全世界大会で優勝したが、その萌芽はこのサミットの際に育まれたものである。(但し、①ニューヨーク連は、創設間もないために不参加 ➁2023年全世界大会の審査委員長であった、振興協会山田実理事長の評では、『アメリカ連は、連長以外はよかった。連長には問題がある。』とお聞きした。)その後中原氏は、国内留学されたときにメールをいただき、米国留学をお勧めした。彼の将来には期待したい。

県庁を出てホテルに帰ると、「阿波の十郎兵衛屋敷」の最後の公演に間に合いそうなので、駅前からバスに乗る。一時間ほどかかって、狭い田舎道の傍らにある屋敷に着いた。昔の庄屋の屋敷をそのまま使っているとのことで、懐かしい佇まいである。義太夫が録音だったのは失望したが、週末に来てナマの浄瑠璃を聞きたいものだ。傾城阿波の鳴門、巡礼歌の段。子供の頃、曾祖母から聞かされていた義太夫を今でも覚えている。

1130 (Thu) 当初の予定では、この日は天水連山田連長とおあいする予定であったが、月曜日んお会いしたので、一日空いた。一日空いたらすることがあった。それは、鳴門の大塚国際美術館見学である。武さんに無理を言って車で美術館まで送ってもらい、存分に見学した。地階から見はじめ、ギリシャ―ローマの古代部分でかなりの時間をとった。中世になると宗教画ばかりになるので、古代を見ておくのはとても面白く、ルネッサンスに行きついたのは、4時間後であった。近代以降は、NYメトロポリタン、パリのルーブル、オルセー、オランジュリー諸美術館、スペインのプラド、ロシアのエルミタージュなんかと比べると比較的コレクションが少ないように思う。でも、イタリア・パドヴァのスクロヴェニ礼拝堂をそっくりコピーしたのは秀逸だと思う。まだ全部見切れていないので、次回もまた来たいと思う。何度来てもいい所である。閉館時間になり、武さんにピックアップしてもらって、田根さん、林さん、河原さんなどと鳴門第九を歌いに来た時に行った「ムッシュ藤田」というフレンチに連れて行ってもらった。

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